離婚の慰謝料が納得できない時に行うべき3つの対策

離婚の慰謝料が納得できない時に行うべき3つの対策
離婚と言えば、先ず気になるのが慰謝料です。離婚をする方法が協議離婚で、双方が納得し相手の非を責めない方法で離婚する場合は慰謝料でもめることはありませんが、離婚するに至った経緯はお互い傷つけ傷つけられたりする場合が多くなかなか円満に離婚することは難しいので、離婚の慰謝料は、離婚する上でとても大きな問題なのです。

実際に離婚の話し合いをする時に、慰謝料でもめるケースが多く、相手に非があったとしても簡単に納得のいく慰謝料をもらうことはできません。離婚を決意するまでのことを考えると、納得できる額、傷ついた分に見合った額の慰謝料を手にしたいですよね。

そこでここではあなたが離婚を決意し、相手から提示された離婚の慰謝料が納得できない時に、ひるまず前向きに対応していく為にあなたが行うべき対策を3つお伝えします。

 

離婚の慰謝料が
納得できない時に行うべき3つの対策

 

対策1 離婚するに至った原因となる詳細な証拠や記録を提出する

離婚の慰謝料は「離婚原因慰謝料」と言われ、不貞、暴力などにより精神的苦痛を与えた者に対する損害賠償請求です。納得がいく慰謝料を手にするためには自分が相手にどれだけ精神的苦痛を与えられたかを証明しなければなりません。

たとえば相手の不貞によりショックを受け心療内科に通ったのであればその時の診断書や暴力を振るわれた時にできた怪我の写真や診断書など、ほんの少しの証拠でも残し、提出することが大切です。診断書をもらう時には、相手によってどれだけ苦痛を与えられたのか、正直に医師に告げておくと、診断書が説得力のある内容となりますので、恥ずかしがらず医師には経緯を全て話しておきましょう。

また、通院記録や日々苦痛を与えられことを綴った日記、更には暴言を吐かれた時の様子が分かるよう、こっそりボイスレコーダーを回して録音しておくと確固たる証拠となります。少しでも納得がいく離婚の慰謝料を取る為には証拠集めがとても重要です。

 

対策2. 慰謝料がどうしても取れそうにない時は、財産分与に慰謝料の要素を含んで請求する

結婚してしばらくは、まさか自分が離婚をすることになろうとは、誰しも思っていませんよね。精神的なダメージを受け続け身も心も疲れ果ててしまった時に、証拠集めをしようと思いも寄らず、結局離婚をすることになった時、慰謝料を請求するための証拠が何もなく悔しい思いをすることもあるでしょう。

そんな時は、財産分与に離婚の慰謝料の要素を含み取る方法もあります。財産分与には大きく分けて下記の3つが考えられます。

①清算的財産分与
夫婦が婚姻した後に形成、取得した財産の分与

②扶養的財産分与
離婚することに生活が困難になる配偶者を扶養するための分与

③慰謝料的財産分与
精神的、肉体的に傷つけたことに対する慰謝料の意味合いを持った分与

①の清算的分与は、財産分与の最も中心となるもので、あくまで婚姻後に築いた財産が対象となります。また、②の扶養的財産分与は、病気のため配偶者が離婚後仕事ができないなど特別な場合に限られます。

本来、慰謝料と財産分与は別に考えるのですが、離婚の話し合いや調停中に相手から提示された慰謝料が納得のいかない額だった場合、しかも傷つけられた証拠がなく説得力が弱い場合は、③の慰謝料的要素を含んだ財産分与として、請求することもできます。

慰謝料単独で請求すると相手が自分の非を認めることになり、慰謝料の支払いを拒絶したり納得のいかない額を提示されたりすることが多いので、財産分与の中に慰謝料を含んだ形で請求し、離婚時に得られる収入をトータルで考えることも必要です。

 

対策3. 慰謝料を含んだ財産分与を請求するときに、隠し財産の存在を調べておく

離婚の慰謝料が納得いかず、財産分与で取ろうとした場合、相手が慰謝料と同様に財産分与を少しでも取られることを防ぐため、財産を隠匿している場合があります。

離婚をする時には、双方が婚姻後に得た預貯金、不動産、生命保険なども含め全ての財産を開示し、それを元に財産分与を決めていきますが、相手に内緒の隠し預金などがあると、それを財産リストに記載せず自分だけのものにしてしまう場合があります。

そこで、相手が預貯金などの財産を隠している可能性がある場合、もしくは口座から既に引き出ししている場合でも、預入の口座が分かっているのであれば引き出し前の残高証明書を取っておけば絶対的な証拠になります。

また、相手が隠していそうな預金先に目星をつけて、弁護士に依頼し照会をかけることもできます。うまく隠し口座が突き止められた時には、相手が隠していたことが印象を悪くし、離婚条件が相手にとって不利になります。

隠し口座や財産を見つけるには、根気と絶対突き止めるという強い意志が必要不可欠です。離婚の慰謝料が取れない、納得いかないと諦めずに最後まで気を抜かず緻密に手を尽くしましょう。

 

テレビや新聞などメディアでは、著名人、芸能人の離婚慰謝料が、何億であるとか何千万であるとか、傷ついた分の代償は高額であるような印象を受けますが、一般の人にとっては夢のような話です。実際、高額な慰謝料を取ることはかなり厳しいと肝に銘じておくことが大事です。

離婚の慰謝料は、それぞれの生活や経済状況、また子どもがいるかいないかでも変わってきます。相手がよっぽど自分の非を認めている場合やお金に余裕がある場合は別ですが、大抵少しでも慰謝料や財産は渡したくないはずです。流されていては、離婚の慰謝料が納得いかないことがほとんどだと思って過言ではありません。

だからこそ、準備と対策、そしてテクニックが必要なのです。傷つけられた恨みだけで感情的になっていてはいけません。離婚の慰謝料に納得できなくてもあきらめず視点を変えたり進め方を変えて対策を取り、自分なりに納得した形ですっきり形で離婚できるよう進めていきましょう。

 

今日のまとめ

離婚の慰謝料が納得できない時に行うべき3つの対策

 
対策1. 慰謝料は損害を与えた者に対する損害賠償、診断書や日記、音源などの証拠は必ず取っておこう

対策2. 慰謝料を取るための証拠がない場合など難しい場合は財産分与に含んだ形で請求しよう

対策3. 慰謝料を含んだ財産分与を請求する際、相手が財産を隠匿する場合があるので、心当たりのある口座などを調べておこう


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