上司のことは好きですか?男女問わず尊敬できる上司像

上司のことは好きですか?男女問わず尊敬できる上司像

「職場で好きな上司はいますか?」と聞かれて3人、そして「尊敬できて憧れるような上司は?」と聞かれて1人。即座に名前を挙げることができたなら、その人は『ビジネス環境に恵まれている』ことを改めて自覚すべきでしょう。それほどに、仕事で確たるポジションを築き、人生の先輩として、また純粋に一人の人間としても尊敬に値する上司と出会えるチャンスは滅多にないのです。

では、そんな奇蹟のような巡り会いを叶えた人は、具体的にどんな体験を重ねて『好きな上司』だと認識するようになったのでしょうか。そして、その上司はどんなことを実践して部下に尊敬されるようになったのでしょう。ここでは、男女問わず、部下から尊敬される上司像を7つ挙げてみます。

 

上司のことは好きですか?
男女問わず尊敬できる上司像

 

注意や熱い指導に愛があり、それが後に引かない

ミスをしたり、スケジュールが遅れたり、連携が取れていなかったり…。仕事をしていれば、「あれだけ頑張っていたのにやらかしてしまった!」ということも何度か経験していまいます。そんな時に上司が部下を注意して指導するのは当然のことですよね。

しかし、大切なのはその言い方です。人前で部下を怒号したり、なじったりするのではなく、部下が「この人の指導には愛がある」と感じ、素直に反省することができれば一気に好きな上司にランクインするでしょう。そして、更なるチェックポイントは、その後にネチネチ&グダグダと追い込まないことです。

しっかりと指導を行った後は、怒りや苛立ちをグッと堪えて、いつもの上司を演じることがでいれば「好きな上司」から「尊敬する上司」に格上げされることでしょう。

 

3回に一度は軍資金をさりげなく渡し、2次会に現れない

仕事の打ち上げや忘年会など、現代社会にもまだまだ『飲みニュケーション』文化は根付いています。もちろん、上司と部下がお酒の力を拝借して距離を縮めたり、みんなで仲間意識を深め合ったりするのは良いことなのですが、いかなる時も最初から最後まで上司が幅を利かせるようではいけません。

最低でも3回に一度くらいは、1次会の後に「後はみんなで楽しんで!」と告げ、太鼓持ちスキルの高い部下に「これ二次会の足しに」と諭吉さんをそっと手渡すのです。いくら上司のことを尊敬している部下でも、ずっと気を遣うことには疲れてしまうので、時々サラッと解放してもらえると、さらに「自分もあんな上司になりたいな」と思うのです。

 

一緒に謝ってくれる

部下の失敗は自分の責任だと常日頃から認識し、万が一のトラブルやアクシデントの際は、お客様やクライアントなど対外的な人達にも、さらに上の役職が付いた上司など内部の人達にも、一緒に頭を下げてくれる上司です。部下の信頼度がMAXレベルに達し、「次は上司に迷惑かけないように頑張ろう!」「この人に一生付いて行こう」と思えるのです。

 

きちんと責任を取ってくれる

「いいね、これで進めていいよ」と上司にGOサインをもらい、俄然やる気になってプロジェクトをスタートしたが、結果が思わしくなかった…ということも時にはあります。もちろん、進行状況も逐一上司に報告し、その度に了承を得て、時には指示の元に動いていたにもかかわらずです。

すると、自分の直属の上司はさらに上の肩書きを持つ上司に「どうなってるんだ!」ととがめられてしまうこともありますよね。そんな時、「全ては私の監督不行き届きです。しかし、彼にはちゃんと報告するように常々言っているのですが、勝手に突っ走るもので…」と、部下の責任にすり替えようとする人もいます。そんな人が尊敬されるわけがありません。

「部下はよく頑張ってくれました。すべては私の責任です」。部下は上司のそういう言葉を待っているのです。そして、「次はこの人に恥をかかせられない」と気合いを入れて仕事に取り組むのです。

 

影で努力し、困った時に改善のヒントを教えてくれる

仕事に役立つハウツー本や雑誌を定期的に読み、毎日トレンドや情勢などをキャッチしている人は、部下が困った時や悩んでいる時のアドバイスがひと味違います。感覚や経験だけで「こうしておけばいいよ」と教えるのは、可でも不可でもないノマール上司。

見えない所での努力を怠らず、「この人いつ勉強しているの?」「あの人いろんなことを本当によく知っているな…」と部下に思わせる。また、それを決してひけらかすのではなく、良きポイントで分かりやすく改善のヒントに使うことをお勧めします。

 

しっかりと話を聞いてくれる

「私の話をしっかり聞け!」ではなく、「君の話をとにかく聞かせて」のスタンスが尊敬される上司の必須条件です。部下が悩んでいる時も、迷っている時も、失敗した時も、怒っている時も、妙に嬉しそうな時も、「まずはありったけの思いをぶつけてきて」という余裕が大事なのです。時には親が子供に接するように、時には良き友達のように部下に寄り添う。しっかりと話を聞いてもらえると、きちんと自分と向き合ってくれていると確信し、部下は安心して仕事に励むことができるのです。

 

iPhoneやiPadもサクサク使え、SNSを上手に駆使している

上司の中には「そんなの使う前に仕事をしなさい」という人もいますよね。確かに、言われて仕方のない仕事ぶりの部下もいるのだとは思います。しかし、今でこそパソコンは仕事のツールとして当たり前のものとなっていますが、一昔前にはその時代の狭間で戦ってきた人はいるのです。

会社用があるけれど、それだけでは上達しないからと高額のマイパソコンを購入し、コツコツと努力してきた人は、サクサク使える部下達に当然の如く「凄い!」と思われたことでしょう。一方、「けっ、そんなものが無くても今までちゃんと仕事はできていたんだ」と時代と向き合わなかった人は、月日と共に会社には不要な存在になるのは当然のこと…。

だからと言って、なにも一歩先行く人になる必要はありません。新入社員レベルとまでは言いませんが、せめて、20代後半から30代前半の部下が持ち合わせているくらいの最先端ツールはたしなんでおく必要があります。

 

みなさん、ここまで読んでみてかがですか?この7つ全てが当てはまる上司は、少し怖いくらいに出来すぎかもしれませんね。今まさに部下を抱えて彼らとの距離感や接し方に悩んでいる上司の方は、この中の一つでも実践していただき、その後の変化に期待していただければと思います。

そして、この先出世をして上司になる方々。上記の7つの尊敬できる上司像はこの先何年、何十年経っても変わることがありません。身近の上司を反面教師にしたり、良き点を積極的に真似たりして、今から部下から好かれる「パーフェクト上司」を目指しましょう。

 

まとめ

上司のことは好きですか?男女問わず尊敬できる上司像

・注意や熱い指導に愛があり、それが後に引かない
・3回に一度は軍資金をさりげなく渡し、2次会に現れない
・一緒に謝ってくれる
・きちんと責任を取ってくれる
・影で努力し、困った時に改善のヒントを教えてくれる
・しっかりと話を聞いてくれる
・iPhoneやiPadもサクサク使え、SNSを上手に駆使している


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