引きこもりが仕事を始める前に知っておきたい世間の常識

引きこもりが仕事を始める前に知っておきたい世間の常識

引きこもりになって毎日を何となく過ごしていたけれど、「このままじゃいけない」と思って仕事を探そうと考えている方も多いのではないでしょうか。

そう思い立ったものの、引きこもり歴が長い方や社会に一度も出ずに引きこもりになってしまった方にとって仕事を探す・始めるということはとても不安、あるいは恐怖ですよね。

「社会・世間ってどんな感じなんだろう」「働くうえで気を付けることはなんだろう」「そもそも自分には社会人になるために何が足りてないんだろう」どんどんと不安や疑問が浮かび、一歩が踏み出せない方ももしかしたらいるかもしれません。

今回はそういった不安や疑問を少しでも解消すべく、社会人に大切なことや世間のルールをご紹介します。

 

引きこもりが仕事を始める前に
知っておきたい世間の常識

 

敬語をきちんと使う

他人と関わる機会が少ない、敬語を使う相手と話さない生活をしていると敬語があやふやなことも。社会人になるためには、相手に失礼のない程度に敬語を使えるようになりましょう。また、普段使っていない言葉はなかなかとっさに出てこないものです。

スムーズに出てくるように声に出してみるのもいいかもしれません。社会人になってもガチガチの敬語を使うことは(職種によりますが)実のところあまりないように思いますし、お客様相手で厳しいところはマニュアルがあるので、先ほど書いたように相手に失礼のない程度の敬語を覚えましょう。

 

時間は守る

これは社会人として一番大切なことと言っても過言ではありません。時間を守るという簡単なことですが、守れない人がいることも事実です。これが出来ると人から信用されることが非常に多いですが、逆を言えば時間を守れない人は信用されません。

また、何かするとき自分の時間を使っていると同時に相手の時間も使っているという感覚を忘れないことです。お互いの時間を無駄にしないよう、時間は必ず守りましょう。

 

大切な連絡は電話でする

「面接の時間に遅れる」「今日は調子が悪いから会社を休みたい」といったことはあるでしょう。人と話すのは、とりわけ電話は苦手という方も多いのではないでしょうか?メールで済ませてしまいたいと思うかもしれませんが、基本的には電話をしましょう。

そこで相手からの指示があるかもしれませんし、メールだと見ていなかったということがあるため電話の方が確実です。また、体調不良や交通機関の遅延など致し方ない場合でも必ず謝罪の言葉も伝えましょう。

 

自分中心になることはない

「社会に出たら自分勝手ではいられないのはわかっている」と理解していることは重々承知しています。しかし、引きこもることで他の人との直接的な関わりが極端に少ないことや自分のしたいように生活していた方は、理解しているつもりでもついつい自分中心の考え方をしてしまいがちです。

働くと良い意味でも悪い意味でも他人が関わってきます。腹が立つこと、理不尽なこと、たくさんありますが、そこでカッとなって感情的になったり、すぐに「この職場は自分には合わない、もっと相応しい場所がある」と考えないことです。

社会人なら何事も我慢すべきとは言いませんが、すぐ感情的にならず理不尽なことに耐えなければならないことがあるのも事実です。しかし、人と一緒に仕事をすることで得られる楽しみや嬉しさがあることもまた事実です。自分中心の考え方をしてないかと自分のことを分析してみましょう。

 

他人から見て不快感のない身だしなみを

引きこもると自分の身だしなみに無頓着になったり、自分ではきちんとしているつもりでも他の人から見たら不潔に見えることがあります。まずは、親や兄弟などに身だしなみがきちんとしているか聞いてみましょう。

「髪は適切な長さか」「よれよれの服を着ていないか」はとても大切です。また、「だらしない歩き方」や「暗い表情」をしていないかも余裕があればチェックし、問題があれば少しずつ改善していきましょう。

 

意外に重要!体力が必要

「オフィスワークを探すから体力は関係ない」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、仕事にしろ就職活動にしろ、おそらく思っている以上に疲れます。それは悪いことではありませんし、知っておいてほしいことは、他の人も同様に疲れているということです。

ただし、引きこもり生活をしていると普通の人より体力が衰えていえる人が多いです。その結果、就職活動や仕事を始めるとどっと疲れ、なかなか思うように動けないことがあり、自信喪失になってしまいがちです。どの仕事に就くにしろ、体力がいることを頭の隅に置いておいてください。

 

主体性を持つことが大切

主体性とは自分の意見や我を通すことではなく、他人と協力や意見を聞くことができる上で自分の意見を持つこと。ただただ言われたことをやるだけではいけませんし、他人の意見に流されてばかりでもいけません。

自分の考えをしっかりと持ち、いざというときは自分の意見や考え方を相手に伝えましょう。ときには反論され傷つくこともあるかもしれませんが、決してあなたを全否定されたわけではありません。「自分はダメなんだ」と思わず、気持ちを切り替えましょう。

 

いかがでしたか。

冒頭で社会人に大切なことや世間のルールと書きましたが、これらは絶対の絶対というわけではありませんので大切ではありますが、ガチガチに囚われないことです。また、始めから全て完璧に出来るわけではありません。

「自分はダメだ」とすぐになるのではなく、「少しずつでもいいからこなせるものを増やそう」と前向きに考えましょう。また、就業サポートセンターや職業訓練校などもありますので、ぜひ利用しましょう。

この記事を読んで、社会人に大切なことを知ることや一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。

 

まとめ

引きこもりが仕事を始める前に知っておきたい世間の常識

・敬語をきちんと使う
・時間を守る
・大切な連絡は電話でする
・自分中心になることはない
・他人から見て不快感のない身だしなみを
・意外に重要!体力が必要
・主体性を持つことが大切


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