ニート経験者が語る、本気で就職したいと考えた理由9つ

ニート経験者が語る、本気で就職したいと考えた理由9つ
長引く不況は、就職氷河期世代を生み、就職活動に失敗して、挫折する若者(いわゆる、ニートと呼ばれる若者たち)を大量に生み出しました。「ニートは個人の問題」と考えられがちですが、実はこの様な社会的な背景が存在しており、社会的な要因によるところが大きいのです。望んでニートの道に落ちたわけではないのですから、当然現状から脱したいと考えている人も大勢います。そこで、今回はそんなニートから脱して本気で就職したい!と考えた方の理由について紹介します。

 


ニート経験者が語る、
本気で就職したいと考えた理由9つ

 

勤労意欲

まずは一つ目です。やはり、就職活動の失敗が、ニートになった直接の原因であることが多いように、勤労意欲が就職活動に向かわせることが多いです。元は勤労意欲を持っていた訳ですから、当然ですね。「ニート=怠け者」と考えられがちですが、それは誤りです。現状に満足している人はいないのです。就職活動による失敗がニートに至る最大の原因であれば、やはり脱するのに至る最大の理由も就職への意欲であることは、当たり前と言えば当たり前ですね。

 

孤独からの脱出

次は孤独からの脱出です。人は集団で生きる動物です。人付き合いが苦手な人間も孤独を好んでいる訳ではないのです。対人関係の行き詰まりから、引きこもり生活を送るようになった人間も、それが続くと人への渇望が生まれて来ます。人が本来持つ、生来の本能と呼ばれるものかもしれませんが、人恋しさに、集団への回帰が就職活動を喚起することはよくある事です。

 

将来への不安

ニート生活を送っている人間も馬鹿ではありません。このままではいけないと、将来への不安は漠然と抱いているものです。特に援助してもらっている両親が年々、歳を重ねる姿を見るにつけこのままではいけないと強くを感じるようになります。自身の生活を支えている両親がこのまま一生自分の面倒を見てくれる訳ではないですから、当然の不安ですね。将来に対する漠然とした不安が就職を決意させることもよくあるケースです。

 

世間体

日本人はとかく周りの評価を気にする国民です。他国の人間から見れば、異常とも言えるほど周囲の評価を気にする国民性は、ニートの就職を決意させるのに十分な動機になり得ます。「○○さん家の息子さんは働いていないそうですよ…」「○○さんの娘さん、まだ就職が決まっていないとか…」実際に言われているかどうかは関係なく、常に言われているように感じるのですね。二ートの人間はナイーブな人が多いですから、自身でこのような評価を受けているのでは?と常に考えてしまうのです。これらから脱したいと考えるのが多くの人間ですから、世間体を考えて就職を決意するニートがたくさんいても、不思議ではありませんね。

 

反骨心(はんこつしん)

「俺はこんなものではない!」「こんな所で燻って(くすぶって)いる人間では無い!」ニートになった人の中にはこの様に考えている人もいると思います。実際、あまりの高望みから就職活動に失敗してニートになる人間もたくさんいますので、何ら違和感も感じないのですが、この気持ちが強い反骨心を生みます。結果として、強い就職動機を生み、ニートから脱出するケースもあるのです。現実にこのまま起業して成功した元ニートの方もいるぐらいですから、この反骨心も侮れません。

 

周囲の評価

これは世間体と似ていますが、少し違います。実際に自分の事を知っている人からの評価です。ニートになった人の中には、同窓会などの旧友との出会いを極端に嫌がる人もいます。「おまえ、今何してるの?」なんて質問されたら、答えに困る人もいると思います。自分の現状を鑑(かんが)みると、友人と自身のギャップを目の当たりにするのはいい気分ではないこともあります。しかし、それが就職を決意させることがよくあるのも事実です。知らない人間からの評価である世間体より、実際に繋がりのある友人・知人からの評価が、より強い動機を生むのは理解できますね。

 

物欲

ニートになって、生活していると所持金が徐々に目減りする人もいると思います。しかし、多くの人間が持っているように、ニートになったからといって物欲が消えるわけではありません。「○○が欲しい」このような物欲も就職を決意させることがあるのです。また、自身で稼いだお金で温泉でもいきたい、このような気持ちになることがあるのも事実です。自分の労働で得たお金で余暇を楽しむのは格別なことですから、このように感じて就職を決意する人もいるのです。

 

経済的な理由

やはり、世の中、何をするのも先立つものが無ければ継続できません。経済的困窮からニートを脱出する、せざるを得なくなるケースは多いです。若者がニートになるのも余裕があるからである、もあながち間違った言論ではありません。かつての日本や、開発途上国でニートの話を聞かないのもこう言った理由からです。危機が直面に訪れれば、人間は危機を回避するための行動をするものです。

 

社会に貢献したい

人は生まれながらに、承認欲求を持っています。「他者から認められたい」と思う心は何ら悪いことではないのです。結果として社会に貢献したいと考えるのは何ら不思議なことではないのです。「社会人として、社会にでて活躍して、他者に認められたい」このような感情が労働を喚起するのです。

 

如何でしたか?

ニートになるのも、ニートでいるのも楽ではありません。物理的な障壁、お金の問題もありますが、心の整理もなかなかつきづらいと思います。今の現状に甘んじているニートの人たちも、現状に納得している人間はほとんどいません。ゆえに、物理的な問題や精神的な問題がニートの脱出に貢献することが多いのです。現在ニートでいる方も大きく心配する必要はありません。ニートから脱出し、現在は立派に社会人として人生を送っている先輩方も、たくさんいるのです。長い人生一度や二度の失敗ぐらいあって普通です。大きく悩むより、まずは第一歩を歩み出しましょう。

 

まとめ

ニート経験者が語る、
本気で就職したいと考えた理由9つ

・勤労意欲
・孤独からの脱出
・将来への不安
・世間体
・反骨心(はんこつしん)
・周囲の評価
・物欲
・経済的な理由
・社会に貢献したい


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