別居婚を決意したとき、絶対決めておくべき生活費7つのルール

別居婚を決意したとき、絶対決めておくべき生活費7つのルール
このままでは夫婦生活が破綻すると感じた場合に最後に取る手段が別居婚ですが、色々とやっておかねばならないこと、決めて置かねばならないことも多いですよね。

お互い大人ですし、子どもの喧嘩ではないですので「もう、いや!私、出て行きます!!」では済みません。また、安易に「別居=離婚」と考えずに、別居を通じて少し熱くなった気持ちをクールダウンさせる期間として捉えるのも良いでしょう。そのためにも安易な気持ちで、思いつきで行動する前に一考してください。

そこで今日は、別居婚を決意したとき、絶対決めておくべき生活費のルールについてお伝えします。別居の生活費を工面するためにも必要なことですし、何より一生後悔しないためにも、当記事を熟読されることを推奨致します。ではご覧ください。

家を出る理由を告げる

これは必ず夫に告げるようにしてください。これをせずに出て行くとこれを理由に離婚を切り出されます。夫が不貞行為に至った理由も妻の家出となれば、生活費を入手するところではありません。離婚調停や裁判でも圧倒的にあなたが不利な立場に立たされてしまいます。

そのような事を防ぐためにも、必ず別居する理由を告げてから出て行きましょう。思いつきで行動しては一生後悔します。嫌でも必ず顔を合わせて話をしたうえで出て行きましょう。

 

生活費は貰える

別居中だからと言って、妻子に生活費を渡さないのは法律違反です。夫婦にはお互いの生活レベルが同じになるように生活保持義務があります。これは離婚調停中であろうと、裁判中であろうと、婚姻費用分担は発生します。つまり、別居中でも必ずこの義務は生じるのです。

「お前が勝手に出て行ったんだろう!」は社会では通用しないのです。このような発言を行い生活費の供出を渋るようならば、しかるべきところに訴えましょう。

 

財産の処分を防ぐ

少しでも頭の回る人であれば妻が出て言った瞬間から離婚に向けて動き始めます。そう、財産分与に向けて対策を講じるわけですね。別居婚を続け、やはり無理だと離婚に至るケースは多いですが、いざ離婚となると相手の財産が0になっている場合もあります。

これでは慰謝料どころか財産分与も受けられません。別居前の生活費のルール決めと同時に、家庭裁判所への財産処分の禁止を申し立てる仮処分を行っておきましょう。これを行えば、夫は勝手に財産を処分して、隠したりできなくなります。

 

収入の取り分を決める

ここからは細かい使用方法について述べていきます。まずは、収入の取り分を決めましょう。共働きならば合わせた合計額から、違うならば夫の収入から考えます。ここで単純に2で割っては行けません。別居すれば当然ですが支出が増えます。

つまり、今までは必要なかった家賃などの費用も発生してくるからです。家賃やその他もろもろの財産的な部分も鑑みて、夫婦が全く同じ生活レベルになるように調整しましょう。

 

教育費の支払いをどちらが行うか決める

次は教育費などの子ども関係の支払いです。今まで担当していた人間が続けるのかどうか、変更するのかどうか状況を考えて決めましょう。子どもはただでさえ両親の別居に傷ついています。

そこに来て学費の未払いなどが起きれば、さらに子どもを傷つけます。別居による最大の犠牲者はあなたたちではなく、子ども達であることゆめゆめ忘れないようにして行動しましょう。

 

公共料金の支払い方法の確認

公共料金などの支払いもチェックしておきましょう。カードの支払いや各種引き落としなどですね。どの口座が引き落とし口座か把握していない人もいるはずです。こ

れを怠ると自身の信用に傷が付く可能性があります。信用情報はなによりも大切なものですので、できるかぎり傷つかないよう配慮しましょう。

 

貯金について話し合う

今ある貯金についても話し合っておきましょう。特に新しく家を借りる場合、初期資金が掛かります。これをどこから出すのか?とか、別居中は貯金には手を付けない様にするとか、最初から2等分してしまうとか、色々方法はあると思いますが、いずれにしろ事前に決めて置きましょう。

ちゃんと話しあわないと、後で揉めるのがオチです。

 

如何でしょう、意外と決めることが多くて驚いてしまったかもしれませんよね。子どもの喧嘩と違って大人同士の喧嘩は色々と手間が掛かるのです。そして、時間や手間だけでなく、お金も掛かります。別居すると単純に生活費は2倍近くなります。しかし、残念な事に収入も合わせて2倍になるわけではありません。

このように、できれば別居などしない方が良いのですから、普段から円満な夫婦生活が送れるよう努めることを推奨致します。ただ、どうしてもやむえない時もあるはず。その際は上述した事柄ぐらいは決めておきましょう。

まとめ

別居婚を決意したときには

・家を出る理由を告げる
・生活費は貰える
・財産の処分を防ぐ
・収入の取り分を決める
・教育費の支払いをどちらが行うか決める
・公共料金の支払い方法の確認
・貯金について話し合う

などを決めておきましょう

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