専業主婦で離婚を考えた時には、どういった離婚の仕方をすれば自分にとって損が無いかということを考えますよね。専業主婦ではないということであれば、離婚をしても働いて食べていけるというように思うかもしれません。
でも専業主婦であり、しかも50代ということになると色々と苦労をすることが出てきます。そこで今日は今現在50代の専業主婦で離婚を考えている人のためにも、専業主婦で離婚し、苦労した体験談をお伝えしますので、少しでもお役に立てれば幸いです。ではご覧ください。
勤め先がなかなか無い
いざ勤め先を探そうと思っても、年齢制限があるということは結構あることです。その中で50代でもOKというところはあまり無いかもしれません。こんなことなら結婚しているうちに、資格を取得しておくべきだったな・・と反省するということは多いようです。
もしくはアルバイトをして職歴というものを持っておけば、もっと楽に仕事を見つけることが出来たかもしれません。職業が見つからないということにより、主婦をしながらも自立の気持ちを持っておくべきだったと思う場合もあるでしょう。
焦って離婚をしてしまった
離婚をしたいという気持ちをそんなに持っていなくても、カッとなってつい焦って離婚をしてしまったという例もあるようです。自分の年齢のことや今後のことをあまり考えずに、ただその時の感情だけで動いてしまうという失敗体験も、結構あるようです。
後から考えたら、そんなに悪い夫ではなかったということもありますから、とにかく一度冷静になってから、離婚するかどうかを考えるべきでしょう。
口約束だけを信じてしまった
慰謝料をきちんと払うと子供好きな夫が言ったので、その言葉を鵜呑みにして信じてしまうこともあるでしょう。でも口約束だけではいくらでも破られることがありますので、きちんと離婚協議書を作っておくことが必要なのです。
口約束だけで離婚をしてしまうと、後から損をすることもありますので、気をつけましょう。
離婚協議書を作っても意味がなかった
せっかく離婚協議書を作ったけれど、養育費の支払いが止まって連絡が取れない状態になることもあります。そういう時のためには、公正証書にしておく必要があるのです。年齢を重ねてからの離婚ということになると、どうしても頭が回らないということがあるかもしれません。先々の生活のことで頭が一杯になることもあるでしょう。
そういう人のために、きちんと公正証書にしておくことは、とても重要なことなのです。そうすればトラブルが起きにくいので、スムーズに離婚が出来るでしょう。
借金しかない夫と急いで別れてしまった
借金しかなくて浪費癖もあり財産が無い夫と、専業主婦の妻が離婚をしたということはよくあることです。そういう場合は財産分与をすることも出来ないと思うのが当然でしょう。でも後から聞いたところによると、過払い請求で借金が無くなり、その上過払い金が戻ってきたということもあるようです。
それが分かっていれば、財産分与してもらったのに・・と思っても、もう遅いということになります。夫と離婚をする前に借金をどうするのかということを見守ってから、離婚をした方が良いかもしれません。
マンションの権利をを夫に全て渡して離婚してしまった
分譲マンションを二人のローンで購入し、ローンが途中だったため相手ともめたくないという理由から、マンションの権利を全て夫に譲渡してしまうこともあるでしょう。ところが後から思わぬ高い金額でマンションが売れることもあるのです。
それが分かっていれば、もめてでもマンションの権利を渡さなかったのに!ということもありますので、マンションがいくらで売れるかという査定をきちんと受けてから、譲渡するかどうするかを決めるようにしましょう。
不倫を認めていた夫と離婚したケース
不倫を認めた夫とはもう暮らせないと思い、慰謝料ももらえるので離婚をすることにしたところ、不倫の事実は無いと夫に後から言い切られて、慰謝料をもらえないことになることもあります。慰謝料を得ようとすると裁判をしたりして、お金が必要以上にかかることになるので、不倫の証拠を先につかんでおくことが必要です。
証拠をつかむことが出来れば、夫側も慰謝料を払わずにはいられなくなるでしょう。
年金分割の意味を理解していなかった
年金分割があるから、専業主婦が離婚しても将来は安泰・・と思っている人もいるようですが、思っていたようにお金をもらえないということも多々あることです。実際に分割されるまでには、本人が年金受給者になるまで受け取れるものでは無いということを把握しておく必要があります。
中にはすぐにでももらえるというように思う人もいるようですから、勘違いをしないようにして、しっかり考えてから離婚をするべきでしょう。
勢いで別居をしてしまった
一緒に暮らせない!と思っていきなり別居をしてしまうと、後から自分が損をするということにもなりかねません。せめて連絡は取れるようにしておくのが賢明でしょう。冷静になりたいから別居をしたいというようにして、最初に丁寧に相手に伝えることが必要です。
勢いで別居をしても、その後の話し合いなどで様々な点で不利になることは目に見えていますので、注意が必要です。
さて、専業主婦が離婚をするという時には、よく考えて離婚をする必要があります。特に50代くらいになると、それは尚更です。夫と喧嘩をしたということであっても、許せる範囲のことかもしれません。
少し冷静になって離婚というものについてよく考えてから、どうするかを決めないと失敗してしまうので、気を付けてくださいね。
まとめ
50代専業主婦で離婚…私が苦労した9つの失敗体験
・勤め先がなかなか無い
・焦って離婚をしてしまった
・口約束だけを信じてしまった
・離婚協議書を作っても意味がなかった
・借金しかない夫と急いで別れてしまった
・マンションの権利をを夫に全て渡して離婚してしまった
・不倫を認めていた夫と離婚したケース
・年金分割の意味を理解していなかった
・勢いで別居をしてしまった