「職場にいるモンスター上司に物申したい!」という方のために、今回はモンスター上司について調べてみました。どのような業種であろうとも、どこの会社にも、「モンスター上司」として部下たちから煙たがられている厄介者は存在するのです。
そんなモンスター上司の特徴を、7つの項目にまとめてみたので話題の種に読んでみてください。また、「我こそはモンスター上司?!」とご自分に心当たりのある方も必見です。周囲からどう思われているのかを自覚して、明日からは生き方を改めましょう。
モンスターであっても上司は上司です。年功序列の意識がいまだに支配している日本社会では、部下は上司に逆らえません。部下の良き上司となるためにも部下目線で自分をかえりみて、行動を改めましょう。
こんなモンスター上司は
勘弁して!部下が思う行動・態度
部下を知ろうとしない
部下だって人間です。能力にも個人差があり、経験は浅くとも、突出した能力は上司さえもしのぐ場合だってあるのです。部下にとって最大の悲劇は、そんな自分という人間を「部下」という立場だけで判断して、知ろうとしない上司の存在です。
「部下はこうやって育てりゃいいんだ。」と決まりきった手順に従ってしか部下を図れない上司は、上司としては落第でしょう。部下の人間性を知るためにも、飲みに連れていくなどして積極的に関わるようにしましょう。
お互いの人間性を知り合えば、仕事もぐっとやりやすくなるはずですから!
部下の能力をつかめない
部下の能力を測れずに、見当違いの仕事を押し付けたり、できる仕事を「まだ早い」と取り上げたりする上司がいます。上司だって人間ですから、「部下」という人間の能力がしっかりと測れないこともあるでしょう。
しかし他人の才能を見抜き、適材適所に配置する優れた上司もたくさんいる中で、部下の能力すら見抜けない上司にあたってしまったら最悪な気分になるでしょう。
部下にどの程度の能力があるのかは、部下がしてきた仕事をしっかりとチェックすることでわかるはずです。仕事の一環と心得て、しっかりと部下を観察しましょう。
けれども上司風は吹かせる
部下の人間性に興味も持たず、部下の力量を図ろうともしない無責任上司であっても、「上司である」という椅子に胡坐はかいているという理不尽な構図が、特に古い会社にはとても多いと聞きます。
「先に会社に入った」というだけで、上司風だけはしっかりと吹かせてくる上司はまさに目の上のたんこぶと言えるでしょう。部下に積極的に関わり、自分で部下を育てよう!という気概を持たない上司ならば、せめて壁際で静かに緑茶でもすすっていてほしいものです。
部下に仕事をまかせきり
部下の能力を図る目的以外で、部下に仕事を押し付ける上司はとても多いです。もちろん、若いころはたたき上げの時代は仕方がないと言えるでしょう。しかし、明らかに残業前提の仕事を部下にばかり押し付けて、自分だけは定時で帰る上司は最低です。
部下にふった仕事は、上司が責任をもって終わりを見届けるべきでしょう。一方的に仕事を押し付けられてばかりでは、部下もストレスがたまるだけです。苦しい仕事こそ、部下とともに汗を流して頑張ってあげましょう。
部下の手柄は自分の手柄
口のうまい上司にありがちですが、部下の功績を、まるで自分の手柄のように語るモンスター上司がいます。部下のうちは、こんな屈辱にも我慢しなくてはならないのかと泣きたくなるでしょうが、こうした上司は少なくないのです。
しかしその仕事をその部下にふったという点で、上司も評価できるし、上司の評価が上がれば、部下もそのひざ元で活躍することも可能です。
モンスターな上司にあたってしまい嘆きたい気持ちもあるでしょうが、手柄をあげてその上司に可愛がられるのも、あなたの仕事の一つだとあきらめて耐えましょう。あなたの真価を見ている人間も、社内には必ずいるはずです。
口だけがうまい
「口がうまい」上司は、自分の出世のために常に熱弁をふるっています。さりげなく自分の功績を課題に表現することや、ライバルを蹴落とすことも簡単にやってのけます。
また、口のうまさで出世の階段を上ろうともくろむモンスター上司は、ゴルフもうまかったりするから笑えます。一昔前の官僚のようなモンスター上司は、歴史ある日本企業にはまだまだ存在するでしょう。口のうまさを受け継ぐのではなく、反面教師にしてほしいものです。
セクハラやパワハラ
「セクハラ」も「パワハラ」もちょくちょくニュースに登場しますが、やはり表に出にくい犯罪です。いじめと同じで、会社に存在する上司以外の同僚の目が気になって、なかなか被害を訴えられないことが原因と言えるでしょう。
モンスター上司の中には、巧妙にセクハラやパワハラをする人もいて、とても悪質です。「部下」という立場だからと言って、それらの犯罪行為を見逃すのは間違っています。
上司よりももっと上の人間に訴えてもいいし、同僚に頼れる人がいたら相談してみるといいでしょう。一人で我慢する必要はありませんよ!
モンスター上司の部下は、毎日ストレスをためて、それでも立場をわきまえて我慢しています。この記事を読んで、「我こそはモンスター上司ではないのか?!」と自覚が芽生えた上司の方は、明日から態度を改めて、部下を育てて会社に献身しましょう。
また、毎日をモンスター上司のもとで耐え忍んでいる部下の方は、「世の中にモンスター上司に耐えているのは自分だけではない!」という事実を胸に頑張りましょう。
日々真面目に仕事をこなして人望を着々と築き上げていけば、あなたは会社にとってモンスター上司に優る存在になれるのです。
まとめ
こんなモンスター上司は勘弁して!部下が思う行動・態度
・部下を知ろうとしない
・部下の能力をつかめない
・けれども上司風は吹かせる
・部下に仕事をまかせきり
・部下の手柄は自分の手柄
・口だけがうまい
・セクハラやパワハラ