既卒でも就職活動で不利にならない履歴書・面接のコツ

既卒での就職活動は、新卒に比べて圧倒的に不利と言えるでしょう。企業の多くは「新卒」の学生を欲しがっているからです。新卒と既卒の就職率は、天と地ほどの差があるので、できればみんな新卒で就職したいと願うことでしょう。

しかし卒業後、スムーズに就職できなかったりその他何らかの理由がある場合、ハードルの高い既卒での就職活動をしなくてはなりません。そこで、既卒でも不利にならないための履歴書や面接でのコツをまとめてみました。

企業や面接官からの立場にたって考えてみると、既卒でも採用にしたくなるポイントはいくつかあるのです。以下のアドバイスを参考に面接に臨めば、既卒でも難なく採用につながる可能性は大いにあります!

 

既卒でも就職活動で不利に
ならない履歴書・面接のコツ

 

瞳を大きく見せる

「瞳は魂を表現する。」とはよく言ったものです。輝くひとみは対峙する人に意志の強さを印象づけます。面接官は面接に来た若者の第一印象をしっかりと見ますが、この時に目に力がある人物の印象はとても大きいのです。

仕事に向ける熱意や真摯な気持ちを、面接時の受け答えだけでなく、瞳の力でも印象づけましょう。面接の日の前にはお酒は控えて、早めに寝ることをお勧めします。瞳の白目部分が充血しないために、です。

朝起きてから目が充血していたら、ホウレン草をさっとお湯で湯がいたのちにミキサーで汁状にして飲みましょう。ホウレン草は、白目部分の充血をなくし、きれいな瞳にするための即効性のある食品です。また、黒目を大きく見せるコンタクトなどを付けてもいいでしょう。

 

くたびれたスーツは厳禁

如何に経済的に余裕がなかろうとも、スーツはきちんとクリーニングに出してのりを効かせたものを着用してから面接に行きましょう。就職活動を「流れ作業」のように行う学生もいます。

そういった学生は当然、スーツも着古して肘がくたくたになったものや、腕の裏に毛玉ができていることでしょう。「御社で働きたい!」とお願いをしに行くような大切な面接の場で、くたびれた衣服を身に着けていくことは非常識です。

そういった常識しらずの若者枠は「新卒」に譲り、既卒のあなたは最低限の社会的常識を守るべきでしょう。

 

発声練習で声を鍛える

話し言葉はとても大切です。仮に、面接官が1か月ほどあなたのそばに張り付いて、日々の生活や真面目な態度を見てくれるのならば、あなたの声が小さくて通りにくいことなど軽視してくれるかもしれません。しかし、面接は一度きりです。

面接の、その場で自分のすべてをアピールしなくてはならないのです。声の小さいもじもじした態度は、面接官にとってはマイナスイメージにしかならないでしょう。かといって、面接の場で急になれない大声を張り上げても、声が震えて裏返って、かえってみっともないことになってしまいます。

そのため、普段から大きな声を出す練習をしておくといいでしょう。発声練習は面接のためだけでなく、その後の人間関係をも良好にしてくれるはずです。誰しもが、大きな声ではきはき話す人に好感を持つからです。

 

質問の答えは単純明快に!

面接で聞かれるであろう質問をあらかじめ予想しておき、答えを単純明快に言えるよう準備しておくといいでしょう。面接では、対峙した時の人物の印象が明暗を大きく分けます。あなたの実力や能力に関しては、書面で判断されることになるでしょう。

対峙して質問した際の返答に、「自分の能力や実力を出さなくては!」と焦って、回りくどく色々と語りだしては面接官も聞き疲れてしまいます。質問の返答が、「要点を簡潔に」言えるかどうかを、面接官は見ているのです。

 

卒業後の活動内容

さて、既卒のあなたは卒業してから今まで何をしていたのでしょうか?新卒で就職活動をしなかった何らかの事情があるのでしょうが、面接官はそこを必ずついてくるはずです。卒業後のあなたの行動を、簡潔にわかりやすく、理由とともに伝えられるようにしましょう。

既卒であってもやる気があり、人間性に優れていると判断されれば採用されます。卒業後の数年を、企業にプラスとなる何らかの経験に費やしたのであれば、むしろ新卒よりも有利だと言えるでしょう。

うそを言ってはいけませんが、仕事をしていくうえで役に立つものだという風に伝えられたら上出来です。自分の経験が実りあるものであったことを面接官に印象づけられるかどうかは、就職活動の明暗をわけるでしょう。

 

新卒より優れていることをアピール

既卒であっても、新卒よりも優れているということがアピールできれば、面接は有利に転ぶでしょう。年齢差を感じさせない新鮮さのアピールでもよし。年上であるが故の落ち着いた物腰でもよし。

もちろん最低限のマナーはきちんと守り、大人の礼儀を再現して、面接官に安心感を与えることも忘れずにいましょう。新卒よりも優れていることのアピールは、面接よりもむしろ履歴書で物を言うでしょう。

履歴書であれば事前にゆっくりと策を練って書き上げることができます。新卒ではなしえない事柄を書き込むことで、「熱意」のアピールにもなるため、是非とも書き込みましょう。

 

面接のシミュレーションを怠らず

面接をするにあたって、面接前には必ず自宅でシミュレーションを行いましょう。携帯でも簡単に動画をとれる時代ですから、自分の面接時の受け答えシミュレーションを動画に撮り、自分でチェックするのです。

声の大きさや目線など、客観的に自分を見ることで矯正ポイントもわかるでしょう。このシミュレーションをするかしないかでは、就職率は大きく変わってきます。

より良い印象を与えられるように、「これだ!」と思えるようになれるまで、何度でもシミュレーションを繰り返しましょう。面接時を想定した質疑応答も練習しておけば、本番でどもらずにはきはきと答えられるでしょう。

 

さて、既卒でも就職活動で有利になれる履歴書や面接でのコツを書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。読んでいただければお分かりのように、既卒も新卒も、本当に気を付けるべきところはあまり差がないのです。

本番の面接の前に、面接のためにどれほど時間をかけられるかが重要なポイントになってきます。あなたの才を社会の役に立てるためには、まずは就職をしなくてはなりません。

そのための大切な面接をなめてかかり、一生後悔することの無いように、シミュレーションなどの準備だけは怠らないようにしましょう。

 

まとめ

既卒でも就職活動で不利にならない履歴書・面接のコツ

・瞳を大きく見せる
・くたびれたスーツは厳禁
・発声練習で声を鍛える
・質問の答えは単純明快に!
・卒業後の活動内容
・新卒より優れていることをアピール
・面接のシミュレーションを怠らず


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