離婚問題が持ち上がったときまず最初に考えて欲しいこと

離婚問題が持ち上がったときまず最初に考えて欲しいこと
離婚。結婚している方ならば誰でも一度は考えたことのある単語ではないでしょうか。昔と比べて離婚に対する世間の反応が柔らかくなったこともあり、今や日本では離婚は珍しくありません。二、三組に一組が離婚するというデータもあります。データはあくまでも実際に離婚した方々を対象としていると考えると、離婚問題を抱える家庭は二、三組に一組よりもずっと多いと想像出来ますね。

そもそも結婚には向き不向きがあると言う方もいます。結婚自体が性に合わない方もいるでしょうし、やむを得ず離婚したという方もいるでしょう。

以下では離婚問題が持ち上がったとき、まず最初に考えて欲しいことについて述べています。婚姻してから今まで一度も離婚問題が持ち上がったことはないというあなたも、今まさに離婚問題に頭を悩ませているあなたも、そしてこれから結婚を考えているあなたも、参考までにご一読くださいね。特に今まさに離婚問題に頭を悩ませている方、あなたの離婚問題を解決する手助けになれば幸いです。

 

離婚問題が持ち上がったとき
まず最初に考えて欲しいこと

 

離婚したいという感情が一過性のものではないか

離婚したい! という気持ちがわきあがっているあなたへの最初の質問です。その感情は一過性のものではありませんか? 離婚したいと思ったきっかけは何でしょうか。

丹精込めて作った凝った料理を「あんまりおいしくない」と言われた。和食を食べたかったのに妻の妙に凝ったエスニック風料理を出されてしかもまずかった。夫の飲み会が続いていてイライラしたから。付き合いで仕方なく飲み会に行っているのにわかってくれないどころか文句を言われた。使用後のトイレがすごく臭い。細かいことでがみがみ口うるさい。などなど。

何らかの理由で離婚したいという気持ちが浮かんだのでしょうが、それは今だけではありませんか? 喧嘩の延長で芽生えた感情ならば、一旦気持ちを落ち着かせましょう。

 

本当に離婚以外に解決方法はないのか

上で挙げた質問より一歩だけ進んだ質問です。本当に離婚以外に解決策はありませんか? 単に虫の居所が悪いから離婚したくなったのではなく、相手に対してどうしても我慢ならないところがあるから離婚したいというあなた、それは話し合いでは解決できない類のものでしょうか。

三つ子の魂百までと言いますから、相手の性格を変えることは容易なことではないでしょう。ですが変えることが出来ることもあるはずです。相手のお金の使い方に思うところがあるのであれば、明確に使える金額を決めてみる。相手の趣味に費やす時間に思うところがあるのであれば、月に何回かは必ず家族サービスの日を作るなど、解決策を模索してみてはいかがでしょうか。

 

相手に抱いている気持ちはどういうものか

近づかれるのも嫌だ、一緒の空気を吸いたくない。ここまで来ているのであれば二人の心の安定のためにも離婚した方がいいかもしれません。

特にDVを受けていたり浮気や不倫が発覚して生理的に無理な状態になってしまったならば、一緒にいることによるメリットよりもデメリットの方がはるかに大きい状態でしょうから離婚に向けた話を進めるのもやむを得ないことでしょう。だけどもし貴方の中にまだ相手を想う気持ちがあるのなら、今一度じっくり話し合うことも必要なのではないでしょうか。

 

自らを客観的に見て判断しているか

離婚したいという気持ちが大きくなっていて、自分が見えなくなっていませんか? 離婚の原因を相手にばかり見つけようとしていませんか? 自らを客観的に判断できない状態で離婚の話を持ち出すと、不利な状況に陥ることもあります。

たとえば浮気されたから浮気をし返した事実があったり、家事を全くしていなかったり、浪費癖があったりと、あなたにとっては当たり前のことが世間的には当たり前ではない可能性もあります。離婚するという意思が固まっているのなら、第三者の意見も聞きながら自分に有利になるようにことを進めたいところですね。

 

離婚した場合どんなデメリットがあるか

離婚したいという気持ちが確固たるものであるならば、デメリットに対してもしっかり考えておく必要があります。何故ならそのデメリットは離婚後に必ず影響を及ぼすものだからです。離婚をすることによって名義変更の手続きが面倒だったり子どもの名字が変わったり、養育費や慰謝料を支払わなければならなくなったりとデメリットはたくさんあります。

あなたがどのような理由で離婚するかによってその内容は変わってきますが、確かに言えるのはあなたの離婚によるデメリットを一番予測できる立場にいるのはあなたであるということです。どんな不利益があろうとも離婚したいという気持ちが強いのであれば、離婚前にしっかり考えておきたい事柄ですね。

 

結婚生活を続けるとどんなメリットがあるか

離婚したいという意思が揺らいでいるあなたでしたら、これを考えることでもしかしたら離婚する気がなくなるかもしれません。専業主婦(夫)の方であれば当然衣食住が確保されているというメリットがあるでしょうし、戸籍上にバツがつかないというのもメリットと言えばメリットですね。

さらに離婚しても子どもを引き取れない可能性が高い方にとっては、子どもと当たり前に毎日を過ごせるというのも大きなメリットになるでしょう。考えられるメリット全てをなくしても離婚したいというのであれば、あなたの意思はかなり強いものであることが再認識できたと考えて離婚話を進めましょう。

 

将来的に後悔しないと断言できるか

離婚問題が持ち上がったときまず最初に考えて欲しいことを連ねてきました。ここで最後に問いたいのはこの一文です。あなたは離婚したことを後悔しないと断言できますか? 離婚したいという気持ちでいっぱいの今の時点では力強く頷くことができるでしょうが、その気持ちはこれから先も変わらないと言えるレベルに達しているのでしょうか。

離婚が成立してしまえば、同じ方と再度結婚するケースはほとんどありません。ごくまれによりを戻すケースもあるようですがそういった夫婦は、ものすごくわずかです。離婚してしまえばもう相手と結婚することはありません。そこまで聞いても、これから先もずっと離婚したことに後悔しないといえますか?

言える! というあなたは今すぐにでも離婚すべきです。ですがほんの少しでも悩んでしまったのであれば、離婚話を進めるのは悩み事について突き詰めて考えてみてからにしましょう。後悔先に立たずです。

 

いかがでしょう、離婚問題は非常にデリケートな問題です。子どもさんやそれ以外の同居人がいる場合、仕事に影響を与える場合などは夫婦二人だけの問題にとどまらず、周りの方にも少なからず動揺を生むでしょうし、判を押すだけで成立する離婚はそうそうないのではないでしょうか。

離婚する権利は結婚した方に平等に与えられますが、いざ離婚となると弊害となることも出てくるでしょうし、簡単な問題ではないかもしれません。しかしどんな選択をするにしても、後悔のない選択をしていただければ幸いです。

まとめ

離婚問題が持ち上がったときまず最初に考えて欲しいこと

・離婚したいという感情が一過性のものではないか
・本当に離婚以外に解決方法はないのか
・相手に抱いている気持ちはどういうものか
・自らを客観的に見て判断しているか
・離婚した場合どんなデメリットがあるか
・結婚生活を続けるとどんなメリットがあるか
・将来的に後悔しないと断言できるか


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