楽な仕事がしたいというのは誰しもが一度は思うことでしょう。特にこれから就職をして定年まで働かなければいけない20代男子にとっては、最初の仕事選びは非常に重要です。
結婚をして子供を持ち、生涯家族を養っていかなければいけないと考えたら、できれば楽な仕事を選びたいでしょう。楽な仕事であれば、長く続けることができますし、安定して給与をもらうことができるためです。
しかし、20代男子が楽な仕事に就くことはできるのでしょうか。そのような疑問を誰かに問いかけると多くの人は、そんなおいしい仕事はないと回答するでしょう。そこで、残業時間が少なく、安定している業種を中心に比較することで、楽な仕事と思える業種は存在するかを検証します。
楽な仕事！と思える業種は
存在するかを20代男子で検証
安定感ではダントツの地方公務員
業種の安定感と意味で最も評価できるのは地方公務員です。地方公務員は、地域公共団体に勤務します。代表的なのは、市役所や区役所などの市町村役場、また、公立の教育機関における学校事務、警察事務などです。
就業時間の拘束量や精神的な負担など総合的に見ると競争が激しい民間企業で就業するより、楽な仕事だと言えるでしょう。しかし、地方公務員は、公務員試験に合格する必要がありますので、誰でもできるものではありません。
薬局勤務の薬剤師は給与が高く残業時間が少ない
薬局勤務の薬剤師は、その薬局の営業時間や受付時間によってある程度の定時の時間があるため、ほとんど残業が発生しません。また、勤務している薬局や医療機関が閉店、閉業したとしても資格がある限り、ほかの薬局で一定の賃金水準以上の再就職が可能です。
しかし、薬剤師になるには、薬学部で6年制の教育を受けた上で国家試験に合格する必要があります。それだけの準備期間が必要だということを肝に銘じて目指す必要があります。
定時勤務の医療機関での事務
医療期間での事務の仕事は、医療事務の資格を所有した上で従事するのが一般的です。所属する医療機関にも寄りますが、外来時間が決まっている場合には、決まった時間に帰社できるので体力的にも楽ですし、営業活動やノルマがないので精神的負担も小さいと言えます。
しかし、年収面では大きな期待は持てません。20代男子であればほかの業種と大差がありませんが、30代、40代と歳を重ねていく毎に年収に開きが出てきます。
平日に休めるサービス系職種は精神的な余裕がある
サービス系の業種は接客がきつそうと思っている人が多いと思いますが、平日に休みが取得できる、また、週休2日勤務であれば4日に1日の間隔で休みが取得できるというのは楽な仕事だと言えると思います。
一週間に5日間連続で勤務するのがきついと感じる20代男子にはおすすめです。年収面では一般的な平均水準よりやや低めですが、接客から管理職への昇進も期待できるため、生涯続ける仕事として検討することも十分に可能です。
安定性と年収どちらもおいしい民間の学校職員
民間の学校職員は、決まった仕事を毎年行うという慣れてしまえば楽な仕事であり、かつ、ある程度の年収を稼ぐことも可能です。残業時間が少ないのも魅力です。さらに有名私立大学の職員などは年収面でもかなりいい条件です。
仕事に対しては、あくまで報酬をもらうことを目的として、自分がやりたいことやキャリアアップなどを求めないというスタンスの20代男子であれば、おすすめの業種といえるでしょう。
コミュ力がある人なら外勤の営業職がおすすめ
営業職と言うときつそう、絶対楽ではないと思う人が多いでしょう。しかし、人と関わる仕事をすることに苦を感じない20代男子であれば、外勤の営業は楽なのです。
外勤の営業は車移動や電車移動が多く、1日のほとんどの時間を自分のペースで働くことができます。ノルマさえこなしていれば、上司や先輩からうるさいことを言われることもないでしょう。コミュニケーション力には自信があるという人にはおすすめです。
年収が安くてもいいなら派遣で事務が楽
年収にはこだわらないという20代男子であれば、派遣の事務職で働くのがおすすめです。派遣の事務職は色々な面で楽な仕事だと言えます。まず、残業時間は、働いた分だけ賃金をもらえるため、無茶な働き方をすることは非常に少ないのです。
さらに、派遣先の会社ではあくまで派遣社員として認識されるため、責任を負わされたり、ノルマや予算未達による重責を問われることはありません。
しかし、福利厚生や退職金、賞与などの安定性は無いため、世帯をもつまでの20代ならではの働き方といえるでしょう。
いかがでしたか。
楽な仕事というものは確かに世の中に存在しています。しかし、労働環境に恵まれていても賃金が低かったり、労働環境や賃金面で恵まれていてもそもそもその業種に就職すること自体のハードルが高かったりします。
楽をしてお金を稼ぎたいというのは多くの人が希望することですが、そのようなおいしい業種は少なく、競争率も高いのです。20代男子は、自分がやりたいことと体力、ストレス耐性などを総合的に加味して仕事を選びましょう。
まとめ
楽な仕事！と思える業種は存在するかを20代男子で検証
・安定感ではダントツの地方公務員
・薬局勤務の薬剤師は給与が高く残業時間が少ない
・定時勤務の医療機関での事務
・平日に休めるサービス系職種は精神的な余裕がある
・安定性と年収どちらもおいしい学校職員
・コミュ力がある人なら外勤の営業職がおすすめ
・年収が安くてもいいなら派遣で事務が楽