一念発起して転職活動をはじめたものの、うまくいかない人は多いのではないでしょうか。若ければ勢いでなんとかなりますが、45歳以上の転職は勢いだけではうまくいかないものです。
でも、落ち込むことはありません。転職活動でうまくいかないのは、あなただけではありません。みんなが通る道です。対処法もありますので、落ち込まずに前向きに転職活動をしましょう。
そこでは45歳以上の転職活動で必ずはまる9つの落とし穴と、その対処法についてお伝えします。
辞めてから転職活動をするか、辞める前からはじめるか
転職しようと思い立ったものの、どのタイミングでいまの会社を辞めるか悩みますよね。会社に言いづらい…、そう思っているうちに、どんどん転職の機会を逃してしまいますよね。つぎの職場が見つかるかどうか不安なひとは、いまの会社に在籍しているうちに、転職活動をはじめましょう。
ただし会社のパソコンで転職サイトを見たり、求人広告を見るようなことは辞めましょう。休日にハローワークへ行ったり、企業へ送る職務経歴書や履歴書を作ることからはじめましょう。ある程度、次の会社が決まった段階で、いまの会社を辞める意思を伝えるとスムーズに転職ができます。辞めたものの、次働くところがないという事態に陥らないように、慎重に転職活動を行いましょう。
年齢が気になってしまう
45歳以上の転職となると、やはり年齢が気になりますよね。こんな年齢じゃ、もう雇ってくれる企業はないのでは?そう思う人は多い事でしょう。企業側は優秀な人材であれば、何歳でも欲しいと思っています。
これまでの職務経歴が充実しており、45歳以上でも即戦力になるのであれば、転職は可能です。自分に自信を持つことが大切です。
家族やまわりの視線が気になる
45歳以上の転職につきまとうのが「周りの目」です。「お父さん、仕事やめるの?」と家族を不安にさせてはいけません。家族の視線に耐えられなくなり、転職活動が上手く行かなくなると、悪循環に陥ってしまいます。
転職しようと思ったら、まず家族に相談しましょう。転職活動をして、新しい職場に就くことで、これまで以上に良い生活ができることを家族にしっかり伝えましょう。
自分のキャリアに自信が持てない
これまでのキャリアに自信が持てないというひとも多くいるでしょう。自分に自信を持てない人間を欲しいと思う企業はありません。転職に必要なのは、自分自身に自信を持つことです。
あなたが自信を持てなくても、企業側から見れば魅力的に映る職歴もあります。職務経歴書には、あなたがこれまでに行ったことすべてを記載しましょう。あなた自信が「たいしたことない」と思って書かなかったスキルが、実は会社にとって有益なスキルかもしれませんよ。
異業種へ踏み出せない
45歳以上で転職するにあたり、これまで経験したことのある業種ばかり見ていませんか?あなたの才能は、本当にそこだけで活かされるものですか?もっと別の業種で活かされる才能、ありませんか?
自分にはこれしかできないと思いこまずに、どんどん違う分野にも足を運んでみてください。あなたの才能を企業が開花してくれることだってあります。自分には絶対無理と思う業種にも、積極的に応募してみましょう。
転勤はしたくないという気持ちがある
「いま住んでいる場所から離れたくない」と思う方は多いでしょう。45歳以上ですと、ご家族もいるでしょうし、住んでいるところになじみがありますよね。できれば離れたくないと思うのは誰だって同じです。
だからと言って「転勤はしたくありません」と言い続けていては、転職先も決まりません。企業側は「転勤したくありません」というひとより「どこでも転勤可能です!」というひとを採用します。いざというときは引越す、あるいは単身赴任をするという柔軟性を持つことが大切です。
ネットの情報ばかり気にしてしまう
転職するにあたり、慎重になりすぎていませんか?面接を受けた企業の情報をインターネットで探して、悪いところばかり見てしまっていませんか?「ここは待遇があまり良くない」とか「ネットの評判が良くないからやめておこう」と思っていると、転職は成功しません。
合う合わないはひとによって違います。噂に翻弄されず、あなた自身の目で見て、面接で感じた直感を大切にしましょう。
目標がぶれる
「もっと給与がいいところを」「もっと待遇がいいところを」と望んで転職活動をはじめたものの、上手く行かないと「やっぱり前くらいの給与でもいいか…」「待遇も、ほどほどでいいか…」と思ってしまいがちです。
そこで目標がぶれてしまっては、以前の暮らしとなんら変わらない暮らしになってしまいますよ。より良い職場を求めて転職活動をはじめたのであれば、最初の目標を掲げたまま頑張りましょう。目標を達成した暁には、以前よりずっと良い生活があなたを待っています。
ネガティブなことばかり考えてしまう
転職活動がうまくいかないと「このままずっと決まらないのではないか」と思ってしまいますよね。ネガティブな考えは誰でもするものです。でもネガティブな考えを顔に出したり、態度に出すことは辞めましょう。
覇気のない人間はどの企業からも採用されません。どんよりした雰囲気をまとわず、シャキッとしましょう。前向きな態度で挑めば、きっと面接も成功します。
さて、45歳以上の転職活動で必ずはまる落とし穴とその対処法をお伝えしました。転職活動をはじめたばかりのあなたも、上手く行かずに長引いているあなたにも、前向きであることが大切です。転職活動は人生の転機です。より良い人生を送れるように、あなたのポジティブさで転職活動を成功に導きましょう。
まとめ
45歳以上の転職活動の落とし穴と、その対処法
■1辞めてから転職活動をするか、辞める前からはじめるか
■2年齢が気になってしまう
■3家族やまわりの視線が気になる
■4自分のキャリアに自信が持てない
■5異業種へ踏み出せない
■6転勤はしたくないという気持ちがある
■7ネットの情報ばかり気にしてしまう
■8目標がぶれる
■9ネガティブなことばかり考えてしまう