パワハラ上司にお悩みで、毎日ストレスをためこんでいる方のために、パワハラ上司の対策法をまとめてみました。パワハラは、セクハラやいじめと同様に、立派な犯罪なのです。転職を考えるほどにストレスがたまったのならば、法的に訴えることも可能な悪質な行為です。
パワハラ上司を訴えてもよし、パワハラに耐えて会社に残ってもよし。あなたは大人として、自由な選択肢を持っています。「我慢するしかない!」「運が悪かった!」などと、自分を極限まで追い込むことはありません。あなたの状況はあなた次第では変えることは可能なのです。
まずは以下のアドバイスを参考にして、自分のできることから始めていきましょう。パワハラは、あなたのちょっとした態度の変化でなくなる可能性もあるのです。対処法を試してみて、パワハラ上司の出方を観察してみてください。
パワハラ上司に負けないで!
今すぐできる対処法を伝授
日記をつける
まず、パワハラの具体的な内容を日記につけることをお勧めします。パワハラを第3社に訴えるときに、この日記は非常に有効になります。パワハラの詳細を書き留めることで、実際にパワハラがあったことを証明するのです。
また、人の脳は「書くこと」で忘れる機能を持っています。記録に残れば覚えておく必要がないとの本能的な判断でしょう。ですから嫌なことは日記などに書くことで、次の日まで持ち越さずに忘れることができるのです。
パワハラのストレスも、日記をつけ始めてから軽減したという話もあるくらいなので、良かったら試してみてください。
録音できたらしよう
本格的にパワハラを訴えようとするならば、日記などの自分の手記では弱い場合もあります。何よりも証拠として役立つのは、レコーダーで録音したテープでしょう。
上司の嫌味やパワハラが始まったな、と感じたら、手元でばれないようにレコーダーのボタンを押せるように仕掛けておいてはいかがでしょうか。スパイみたいで気が引けるかもしれませんが、パワハラの方がよほど悪質な犯罪です。犯罪行為を暴くためとわりきって、心を鬼にして録音しましょう。
大きな声で答える
パワハラを受ける人間には特徴があります。「気が弱い。」「声が小さい。」「反応が薄い。」などです。これはいじめを受ける人間にも共通していえることです。気の強い人間のストレス解消の餌食となりやすいこうした傾向は、あなた次第で治すことができるでしょう。
気持ちの強さは個性なので治しにくいですが、声の大きさはすぐにでも治すことができるでしょう。パワハラ上司に何かを言われたら、大きな声で「わかりました!」「どうしてですか?!」「仕事が立て込んでいるのでできません!」と答えてみてください。
最初は勇気がいるかもしれませんが、周囲が振り向くほどの声で返事をすることで、パワハラ上司もパワハラをしにくくなるのです。実は気の弱い上司の場合は、これだけでパワハラがなくなる可能性もあります。
上司の手足になろう
パワハラをするとはいえ、上司は上司です。面と向かって逆らう勇気もなくお困りでしょう。上司はもしかしたら、あなたを一人前の人間に育てるためにカツを入れているのかもしれません。それが行き過ぎてパワハラになっているのかもしれないのです。
だとしたら、あなたは一生懸命上司の手足となって、上司の仕事を手助けしてみてください。あなたの働きや仕事の向上が見られたら、「育ってきたな!」と上司も満足して、パワハラまがいの指導をやめてくれるかもしれません。
第3者的な立場の人に相談
パワハラ上司があまりにも精神の負担になってきたら、無理をせずに誰かに相談しましょう。大きな会社だと、パワハラやセクハラに対する窓口が存在します。そこに訴えれば、さりげなく移動や第3者の介入がなされ、パワハラを緩和してくれるはずです。
しかしそうした窓口がない場合や、あっても信用できない場合は、会社の外の言語私的な機関に相談するといいでしょう。市や区のパワハラ専門相談窓口なども存在するため、行きにくければ電話してみるといいでしょう。
きっと親身になって相談に乗ってくれる人がいるはずなので、一人でため込まないようにしましょう。
移動願いを出そう
パワハラ上司は同じ職場内の他の人間にも「こいつパワハラしているな。」と思われている可能性が高いでしょう。毎日同じ職場にいれば、周囲の人間も気が付くものです。
そこで、どうしても会社のために尽くしたいけれども、パワハラ上司とは距離を置きたいと考えたら、思い切って移動願いを出してみてはいかがでしょうか。その場合は、パワハラ上司を理由にしてもしなくてもいいです。あなた次第ですが、円満移動を望むのであれば適当な理由を他に探しましょう。
堂々とした態度で受け止める
パワハラをする上司は、概して子どもっぽい人が多いと言います。大声で部下に八つ当たりをしたり、自分の考えを周囲にアピールするかのようにばらまいたりと、小学生のいじめレベルの行為を大人になってもするのですから。
そんなお子ちゃまな精神相手に、あなたがストレスをためこむのはおかしいでしょう。理不尽なことを言われている状況さえも、「相手は子どもなのだから」と広く大人の態度で堂々と受け止めましょう。
下を向いて嵐が過ぎ去るのを待つような卑屈な態度をとる必要はないのです。相手の目をしっかりと見て、人間的なレベルの違いを思い出させるように、堂々としていましょう。パワハラ上司もいつかは、自分の小物ぶりに気が付くかもしれません。
さて、パワハラ上司に負けずに生きていく方法を語ってきましたが、参考になりましたか。
パワハラ上司は会社の膿のような存在ですが、もしかすると部下の教育のために悪者役を買って出ている可能性もあります。上司がどちらのタイプかをよく見極めて、自分なりの行動をするといいでしょう。
パワハラに耐えた結果、会社に必要な人間にまで成長できた!というパターンも少なからずあります。しかし自分の限界まで耐えて現状にとどまる必要は全くありません。自分の立場をよく考えて、今後の行動を選択してください。
まとめ
パワハラ上司に負けないで!今すぐできる対処法を伝授
・日記をつける
・録音できたらしよう
・大きな声で答える
・上司の手足になろう
・第3者的な立場の人に相談
・移動願いを出そう
・堂々とした態度で受け止める