夫婦喧嘩で本当はあってはならないことですが、DV(ドメスティックバイオレンス、家庭内暴力)は発生することがあります。最初のうちは、ただ些細な事で喧嘩して口だけで済まされていたのに、段々とエスカレートして、手が出てしまうようになった、ということは最近ではままあるようです。本来なら助け合って生きていかなければならない夫婦なのに残念ですが、もしあなたの身にそういうことが起こってしまった場合、または身近な友達や家族がそういう目に合った場合、いったいどうすれば良いのでしょうか?そこまで夫婦喧嘩が大きくなってしまった理由は、夫婦によって原因は色々なケースがあるとは思いますが、まず先決なのが暴力をふるわれてしまったほうが、安全に避難することです。暴力をふるっている人から、逃げることで身の安全を確保します。
安心安全に避難できる5つのステップを紹介します。
夫婦喧嘩で暴力。。。安心安全に避難するための5つのステップ
ステップ1: 避難先の確保、近親者
家庭内暴力により、やむを得ず避難しなければいけないようになった場合。それはいきなりそこまで大事になるのではなく、日頃から段々とエスカレートしてきて、最終的にそこへ至はずです。避難しなければならないようなまずい状況になる前から、避難先を確保しておきましょう。まず、自分が、暴力をふるう配偶者と住んでいる自宅とは別に、自分の身が安心して確保できる近親者等の家を想定しておきましょう。または、とても親しい友人でも良いです。自分が信頼できる人に、前もって相談しておいて、避難をしてこなければならない時があるかもしれない、ということを伝えておきましょう。子供がいる場合はなおさらです。子供の安全がまず第一ですので、うちはそこまで悪くならない、と思っていても、家庭内暴力があることはまずその危険性があるということなので、早めに考えておきましょう。
ステップ2: 避難先の確保、地域
近親者の家で身を寄せるところが無い場合、またはあっても万が一のためにもうひとつ避難先を確保しておきましょう。地域の中でも、必ず味方になってくれる場所はあるはずです。婦人相談所、一時相談所などを地域の中で探しておきましょう。場合によっては病院や警察も、力になってくれるでしょう。近親者でも地域の場所でも、避難所を想定しておく場合、暴力を働きかけてくる相手にその場所を伝えないのが必須になってきます。避難をせざるを得ない状況で、せっかく用意してあった避難所に逃げ込んだとしても、そこまで追ってこられては困ります。しかし、加害者が心理的に問題を抱えていた場合、避難しようとすると追ってくる可能性は大いにあります。そう言った場合、避難先をホテルなど、あえて知り合いではなく公共の場所にしておくのもひとつの手です。
ステップ3: 避難の準備
逃げたい時にさっと家を出れるようにしておくには、避難先を決めておくこともそうですが、だいたいの荷物をまとめておくことが大切です。加害者は暴力をすることで興奮していることで、避難しようとして荷造りをしたりしている相手を見て、より一層興奮してしまうかもしれません。速やかに逃げれるようにある程度の用意をしておきましょう。バッグには、現金、通帳、保険証などの貴重品のほか、何日分かの着替え、信頼できる知人や友人の連絡先などを入れておきましょう。被害者の肉体的、精神的なコンディション、または加害者の抱える問題によっては、数日よりももっと長い間にわたって家を離れることがあるかもしれません。しばらくの間、生活できるように自分で判断して、必要な物はまとめておきましょう。
ステップ4: 被害者のケア
夫婦喧嘩が家庭内暴力にまで発展してしまった過程には、いろいろと問題があったはずです。ここまで来てしまっては、修復を全面的にする必要があります。避難中に、まず被害者のケアが必要です。身体的な治療はもちろんのこと、心理的または精神的なケアが必要です。それには病院や、福祉施設などと相談、または連帯して、被害者の心に沿った治療が理想的です。家庭内暴力の原因は、色々な家庭の事情があったり、ケースバイケースですが、長期にわたっての治療が必要なことが少なくありません。
ステップ5: 加害者のケア
被害者のケアとともに、加害者のケアが必要なこともあります。本当は好きで結婚に至ったはずの大切なパートナーを、理由は色々あれど、暴力をふるってしまうわけです。暴力にはたらきかけなければならないまでに至った経緯を相談したり、専門家による心理的または精神的な治療が必要です。被害者が避難中に、加害者側も家庭内暴力の問題解決に参加しましょう。場合によっては長期な治療や入院などが必要なときもありますが、これは大変な事態ですので、完全に治療することが大事です。とても難しい問題ですが、これらのステップをふんで、夫婦間での家庭内暴力が少しでも解決されるといいですね。
いかがでしょうか。
せっかく一緒になったのに、夫婦喧嘩の果てに、家庭内暴力があります。本当はそんな事にならないのが一番良いのですが、もしなってしまった時のために安心して避難できるステップをまとめてみました。もし、パートナーが喧嘩の時に暴力に訴える気があったとしたら、紹介したステップを頭のどこかに置いておきましょう。
まとめ
夫婦喧嘩で暴力。。。安心安全に避難するための5つのステップ
ステップ1: 避難先の確保、近親者
ステップ2: 避難先の確保、地域
ステップ3: 避難の準備
ステップ4: 被害者のケア
ステップ5: 加害者のケア