必見!高齢出産の年齢とお産のリスクが高まる7つの理由

必見!高齢出産の年齢とお産のリスクが高まる7つの理由

高齢出産とされる年齢のボーダーラインが35歳というのは、かなり周知されていますよね。社会で多くの女性が活躍する一方で、不妊症や高齢出産のリスクに悩む人も増えてきました。

ブログなどで「リアルな妊活状況」をアップする芸能人が増えたことも、テレビや雑誌などで、たびたび高齢出産を危惧する特集が組まれる要因になっているのではないでしょうか。

自分と同年齢くらいの女性の出産ニュースには、確かに大きな勇気をもらえますが、だからといって「私も絶対大丈夫!」という確たる自信に繋がるわけではありませんよね。

心配ばかりしていてもハッピーには繋がりませんが、知っておくことで改善したり、回避できたりすることはあります。ここでは、高齢出産のリスクが高まる理由にスポットを当て、『高齢出産のリアル』を紹介していきます。

 

必見!高齢出産の年齢とお産の
リスクが高まる7つの理由

 

【理由1】年齢と共に卵子が老化していく

妊娠や出産に欠かせない女性ホルモンと言えば「エストロゲン」ですが、その分泌のピークはなんと10代後半。それから30歳までは安定されて分泌され続け、30歳くらいからは分泌が緩やかになることが分かっています。

エストロゲンが減少していくと、今までのような肌の弾力が無くなるのと並行して、卵子も年齢と共にだんだんと老化します。

そして、老化した卵子は、受精後に細胞分裂していく過程で異常が起きやすくなり、それが流産やダウン症候群などの染色体異常児が産まれる原因になると言われています。

 

【理由2】自然流産の可能性が若い人よりも高まる

流産のリスクは20代後半は1割以下ですが、30代後半では約2割に。40代に入るとさらにグンと高まって流産のリスクは4割を超えると言われています。その大きな原因は、【理由1】で挙げた卵子の老化です。

流産を経験した女性の悲しみの大きさに程度はありませんが、年齢が高くなるにつれて次に妊娠する可能性も低下するため、一度高齢出産を覚悟した女性が流産となると妊娠できるかどうかの不安と焦り深まります。

 

【理由3】先天異常の発症率が高まる

「年齢が高くなるとダウン症の確率が上がる」というのを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。こちらも【理由1】で挙げた卵子の老化が要因のひとつで、分裂が上手くいかずに染色体が1本余分な卵子ができた時にダウン症の赤ちゃんが産まれると言われています。

染色体異常にも色々ありますが、高度・中等度の場合は、妊娠に至らなかったり、受精しても発育が止まって流産になりますが、軽度の場合はダウン症や18トリソミーの赤ちゃんが産まれると言われています。

 

【理由4】妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病に要注意!

妊娠中の高血圧、蛋白尿、全身のむくみなどの症状が1つ出ると「妊娠高血圧症候群」と呼ばれます。高齢出産の場合、特に高血圧になる可能性が20代の約2倍と言われているので、食事や体重管理に注意する必要があります。

また、胎盤から出る糖の代謝が悪くなるホルモンが影響して起こる「妊娠糖尿病」も心配です。年齢が高くなると卵巣機能や内臓機能が低下し、血管の弾力性も弱まるのが要因です。

 

【理由5】上位胎盤早期剥離や前置胎盤に要注意!

赤ちゃんとママを繋ぐ大切な胎盤が子宮から剥がれてしまう「上位胎盤早期剥離」は妊婦全体のわずか1%程度と言われていますが、こちらも高齢出産の女性に起こりやすいと言われています。

また、胎盤の位置が低く、胎盤が子宮の入口を塞いでいることを「前置胎盤」と言い、正常な分娩が困難になったり、大出血を起こしたり、癒着胎盤などの合併症が心配されます。年齢と共に発症する頻度も上がるという統計が出ているので、こちらも高齢出産のリスクの一つとして挙げられます。

 

【理由6】難産の傾向が高い

高齢になると子宮口が開きにくくなるため、赤ちゃんがなかなか下りてこられず、難産になりやすいと言われています。最近では、ママの体力面も考慮して、高齢出産の場合ははじめから帝王切開を勧める医師も増えているようです。

また、分娩施設がない個人病院に通っていると、高齢出産の場合、いろんなリスクを考えて早めに総合病院へ変わるように促されます。

出産予定日が35歳目前だった妊婦が「高齢出産に入らないギリギリだね。もう一週間予定日が遅かったら、次からもう分娩する病院へ通ってもらう手配をするんだったよ」と先生に言われたという実話も。

 

【理由7】産後も身体と心のケアを大切に

【理由6】で述べたように、高齢出産は帝王切開での分娩が多くなるので、自然分娩よりも回復が遅くなります。また、もともと体力も若い頃より落ちているので、産後の回復も時間がかかるようです。

ですから、産後はあまり無理をせず、親やパートナーに協力してもらうことが大切です。ここであまり無理をすると、「産後うつ」になることもあるので気をつけましょう。

 

以上、高齢出産のお産のリスクが高まる理由を7つほど挙げてみましたが、いかがでしたか。

一つだけ注意してもらいたいのは、決して「やっぱり高齢出産って怖いかも…」と不安を煽らせてしまうものではないということです。

すべては、「ハッピーな高齢出産」に導くためのもので、赤ちゃんを授かって一番大切なのは「私のお腹に来てくれて嬉しい!」という素直な感情です。自分と赤ちゃんを最優先にし、楽しいマタニティライフを過ごしてくださいね。

 

まとめ

必見!高齢出産の年齢とお産のリスクが高まる7つの理由

・【理由1】年齢と共に卵子が老化していく
・【理由2】自然流産の可能性が若い人よりも高まる
・【理由3】先天異常の発症率が高まる
・【理由4】妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病に要注意!
・【理由5】上位胎盤早期剥離や前置胎盤に要注意!
・【理由6】難産の傾向が高い
・【理由7】産後も身体と心のケアを大切に


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