離婚したいと思ったら、まず行ってほしい9つの対策

離婚したいと思ったら、まず行ってほしい9つの対策
離婚したい!そう思うカップルが最近増えているようです。2015年1月1日の厚生労働省による「人口動態統計の年間推計」では、日本の離婚率は1.77という数字になっているようです。結婚したカップルのうち約3組に1組は離婚しているのだから、「離婚したい」と思うカップルはもっと多いはずですよね。

一言で「離婚したい」といっても、自分だけの気持ちでは離婚できないもの。相手との共同生活を終わりにするためには、パートナーにも離婚に同意してもらう必要があるのです。もちろんそれだけではありません。離婚したいと思ったら、まずやっておきたい対策があるのをご存知でしょうか。

離婚したい人必見!「離婚したい」と思ったらまずやっておきたい9つの対策をご紹介いたします。

 

離婚したいと思ったら
まず行ってほしい9つの対策

 

離婚したい気持ちを伝える! パートナーと話し合いの場をもつ

まずは自分が離婚の意思があること、離婚したいということを相手に伝えます。なぜという理由と、それに対する相手の意見を真摯に受け止めることが大事です。しっかりとした話し合いの場を持つことができれば、実は離婚の危機を免れたという場合もあります。お互いの意見を言い合える場を持つことがまずは大事です。

どうしても二人の都合が合わず、なかなか話し合いの場を設けることができないようであれば、メールやLINEなどのツールで、「大事な話があるので、時間を作ってください」とお願いをしてみましょう。離婚したいという内容を先にメールなどに書くのはNGです。一方的な押し付けは、良い結果につながりませんし、言いがかりだと言われて相手を怒らせてしまっては元も子もありません。

 

離婚は二人だけの問題じゃない 家族への了承を得る

家族同士が絆で結ばれるのが結婚です。その絆を解消しようというのだから、両家族への了承も得るようにしましょう。やめておきたいのが、事後報告です。世間は狭いですので、常識がないというレッテルが貼られてしまっては、あなたの今後にも関わりますし、子供がいる場合には、離婚したとしても祖父母には変わりありません。

円満離婚を目指すなら、離婚したいと思った時点でまずは自分の親に相談してみましょう。自分では解決できないと思っていた離婚原因を解消する道筋が見つかるかもしれません。同居に問題があって離婚したい場合には、別居という選択肢が出てくることで不満解消につながる可能性もあります。

 

離婚の方法を知っておく① 協議離婚と裁判離婚

離婚には「協議離婚」と「裁判離婚」の大きく2種類があります。「協議離婚」とは、二人の同意のもと離婚届を作成し、役所に提出することで離婚が成立するものです。協議離婚が約9割と言われ、当事者同士の話し合いによって進むので、トラブルも少なく、離婚後も円満になりやすいです。

「裁判離婚」とは、夫婦どちらか一方が離婚したいと言い、もう一方が離婚に反対しているケースです。調停離婚、審判離婚、判定離婚とあり、二人だけでは話し合いがまとまらない場合に利用されます。

離婚調停という言葉はよく耳にするかもしれませんが、家庭裁判所での調停手続きで、離婚についてのお互いの意見や、離婚後の財産問題についても話し合うことができます。調停でも離婚の合意が得られない場合に審判離婚に進めることができます。それでも解決しない場合に、裁判を起こして離婚に決着をつけることもできます。

 

離婚のやり方を知っておく② 裁判離婚には費用がかかる

離婚したい人ではなく、相手方の住所地の家庭裁判所又は当事者が合意で定める家庭裁判所へ申し立てを行います。離婚調停にかかる申し立てには、収入印紙代・連絡用の郵便切手分の費用がかかります。また、裁判まで進んだ場合には、かなりの費用がかかることを想定しておきましょう。

ただ、離婚調停で第三者が介入しての意見交換により、今まで正直に伝えられなかった気持ちなどを知ることで、離婚したいという気持ちが薄れ、仲直りすることができるケースもあるとか。

 

泥沼にならないために 二人の共有資産をチェックしよう

結婚生活が長ければ長いほど、夫婦の共有財産も増えますよね。その財産をどのように分けるかを決める必要があります。また、離婚したいと思った理由が相手の浮気やDVなどの暴力の場合に、慰謝料を請求する場合があります。この財産分与・慰謝料については離婚後に泥沼の金銭トラブルに発展することもあります。

婚姻前から所有していた私産は財産分与対象外になりますが、まずは共有の資産状況を把握することが大事です。全てを売り払ってお金を半分にする方法や、分与額相当の不動産などを割り当てる方法もあります。離婚したいと思ったら、まずは自分たちの資産を洗い出してみてはいかが。

 

きちんと話し合いたい 離婚が与える子供への影響

子供がいる場合には、親権・養育費などをどうするか、しっかり決めておく必要があります。離婚しても親は親です。子供に寂しい思いをさせないよう最大限の努力をしなければなりません。面会する時間を作って遊んだり、電話で話したりすることができるように円満離婚を迎えるためにはどうしたらいいか、離婚したいという気持ちと、子供への影響を見比べてみるのも大事です。

離婚したいと思ったら、まず子供のことを考えましょう。そして、離婚することが決まったら、子供にもパパとママが別々に暮らすこと、月○回会えること、二人ともあなたのことが大好きだということを、しっかり伝えてあげましょう。

 

口約束で終わらない 離婚協議書のすすめ

離婚することが決まったら、離婚協議書を書くことをおすすめします。離婚協議書とは、二人の話し合いで決めたことを書面に残すことで、離婚後の言った言わないを回避するための公正証書です。

金銭面でのトラブルでありがちなので、例えば養育費は毎月いくら○日に振り込むなど、明確にしておきましょう。支払う側も、話し合い時よりも高い請求がくるのを防ぐ対策になりますので、双方にメリットがあると言えます。

 

早目に済まそう 離婚による書類手続き

離婚すると、例えば嫁いだ女性の場合は、名前変更が発生します。離婚には早目に済ましておかないといけない手続きがたくさんあります。離婚したいという思いとは裏腹に、この諸々の手続きがあるということで離婚に二の足を踏んでいる人が多いのも事実です。

何をいつしなければいいのか分からなくなってしまうこともあるので、離婚したら手続きチェックシートを作成してチェックするのがオススメです。Web上でも「離婚後 手続き リスト」などで検索すればいろいろヒットするので、離婚したいと思ったら一度調べてみてください。離婚したい気持ちがおさまるかもしれませんよ。

 

これからも前向きに生きていくために 自分との対話

離婚後はどうしようもない孤独に襲われるものです。ただ、自分が離婚したいと思って選んだ道を後悔しないためにも、自分の時間をしっかり作って、リラックスして、自分の内面としっかり対話してみてください。離婚したいと思った経緯などを紙につらつらと書いていくのも、自分の気持ちを整理するのに役立ちます。

 

いかがでしょう。離婚したいと思っても考えなきゃいけないこと、やらなきゃいけないことがたくさんありますよね。離婚したら自分はどうなりたいかがはっきり見えている人にとっては、既に調べつくされた内容かもしれませんが、ふと「離婚したい」と思った人には、かなり重い内容だったのではないでしょうか。

結婚が二人だけの問題ではないように、離婚も周りを巻き込むものです。特に子供がいる場合には、子供にもしっかり話してあげることが一番です。離婚したいと考えていることも、実は子供は敏感に察知しているかもしれません。

後悔せず前向きにいられるために、離婚したいと思ったらまずはこの9つを思い出してください。あなたにとって最善の道を見つけてください。

今日のまとめ

離婚したいと思ったら

・離婚したい気持ちを伝える! パートナーと話し合いの場をもつ
・離婚は二人だけの問題じゃない 家族への了承を得る
・離婚の方法を知っておく① 協議離婚と裁判離婚
・離婚のやり方を知っておく② 裁判離婚には費用がかかる
・泥沼にならないために 二人の共有資産をチェックしよう
・きちんと話し合いたい 離婚が与える子供への影響
・口約束で終わらない 離婚協議書のすすめ
・早目に済まそう 離婚による書類手続き
・これからも前向きに生きていくために 自分との対話

後悔しないために、前向きな離婚を!


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