離婚の準備が一目で分かる、円満に別れる7つのポイント

離婚の準備が一目で分かる、円満に別れる7つのポイント

「結婚をするよりも、離婚をするほうが何倍も疲れる」よくそんな言葉を耳にします。それでももう耐えられない。こんなに性格が違って、価値観が違って、これ以上一緒にいたくない。一緒にいて、楽しくない。毎日がつらい。そんな状態で一緒にいて、相手も楽しいはずがありません。離婚を考え始めてから離婚届けを出すまでの、なかなか人に聞けない気になる点を詳しくお話します。

 

離婚の準備が一目で分かる、
円満に別れる7つのポイント

 

まず、「離婚したい」と思ったら思い直す

離婚のポイントでは?と思われたかもしれませんが、その前に一つだけ。離婚を考え始めたら、本当に離婚以外にないのか、我慢できないのか、未練はないかもう一度だけ考えてみてください。子供がいるのなら、子供の寝顔を見てこの子は私たち夫婦が別れて幸せなのか、一緒にいるほうがこの子にとって不幸なのか、子供がいないのなら、結婚当時の写真や一緒に旅行に行った写真などを見返してみてください。

その時の気持ちや、思い出を思い返して心が揺らぐようなら、もう一度話し合ってみたり我慢して過ごしてみてください。でないときっと、後悔します。

 

離婚について調べる

一冊でもいいので、弁護士の方が書かれた離婚の本を熟読しましょう。まずは何をすればいいのか、どのような流れで離婚すればいいのかなど、しっかりとしたイメージを持ちましょう。また、流れのイメージもなくただやみくもに話し合っても、お互いが感情的になり、罵り合いを何日も繰り広げる結果になってしまったり、今後の非親権者と子供の面会や養育費に不利になってしまったりと、あまりプラスになることはありません。離婚に関して調停や裁判を行うと、長引けば長引くほど体力・気力をなくし、弁護士費用などが増します。

できる限り協議離婚を選びましょう。ただし、公正証書の作成だけは忘れないようにしましょう。お互いと子供の幸せのために行う話し合いであるということは、常に夫婦間で念頭に置いて話し合いに臨んでください。

 

相手から離婚を切り出してもらおう、そして信頼できる弁護士を探しておく

アプローチ次第ではスムーズに離婚することも可能です。自分から離婚を切り出すと不利になることがとても多いので、相手が自分と結婚生活を送ることが嫌になる生活環境を作る、ということが最も効果的です。それでも揉めそうだと思ったら、先に信頼できる弁護士を探しておきましょう。

弁護士は法律のスペシャリストです。知り合いやツテがない場合は、日本弁護士連合会、日本司法支援センター(法テラス)での相談を行ったり、離婚や夫婦の相談を受ける役所や民間の相談機関で紹介してもらうことで弁護士を探せます。

 

養育費について考える

養育費は、非親権者が支払うもので、子供が非親権者と同等の生活水準で暮らせるようにするためのもので、相場としては収入の3分の1程度。子供の権利を守るためなので、親権者は「何が何でも勝つ」という意気込みで争うか、自分が働いて争うのを避けるかを選びます。骨肉の争いを子供の前で繰り広げて勝ち取ってでもしない限り自分では養う能力がないということでしたら、頑張ってください。でも、最低限のマナーは守りましょう。相手の生活を圧迫しない程度の額で。事前に本や無料法律相談で知識を得て、「期待は決してせず、あてにせず」、話し合いで決着がつかなければ調停や家裁で決めること。

決まったら口約束ではなく、公正証書を作成しましょう。相手も父親です。あくまで良心、責任に訴えるという意味で大人な対応をしましょう。養育費の額ですが、ある程度の決まりはあるものの、子供が今後食べるものが増えたり学費がかさんだりすることも考えて、月いくら、とお互い納得いく額を決めましょう。

 

財産分与について決める

財産分与は、離婚原因や収入の有無に関係なくもらえます。不動産、有価証券、車や家具、貯金など、半分ずつにできるので、お互い平等になるように話し合いましょう。名義がどちらになっていても関係ありません。性格の不一致などは、どちらか片方だけが悪いわけではないので慰謝料は請求は認められないので、財産分与だけでもきちんと決めておいてください。

 

公正証書を作る

離婚の際に養育費について、お互い納得する額で決めた後、公証役場へ行って二人の印鑑と印鑑証明を持って有料の「公正証書」を作ります。これには調停や裁判で取り決めるものと同じ効力があり、履行されなかった場合の差し押さえなど強制執行などが強制的に行われるので、口約束だけでなく、是非公正証書を作ってください。ただし、養育費は未払いがとても多く、中には養育費を免れるためにわざと離婚後に失業したりする人もいるので要注意です。できることであれば、最初にある程度まとまった額を支払ってもらっておいてください。

 

離婚届を書く

お互いの戸籍や子供の戸籍、苗字、年金の分割についてあらかじめ決めておくことが必要です。また、協議離婚の場合は証人が二名必要です。調停離婚や裁判離婚の場合は、必要書類が他にも必要なので、調べておいた方が良いです。離婚届けをもらいに行った際に、必要になるものを全て聞いておき、相談しておきましょう。

 

いかがでしたでしょうか。

離婚の準備が一目で分かる、円満に別れる7つのポイントをご紹介しました。離婚には体力・気力を使いますが、ずっと一緒にいることが苦痛であれば、これから数十年その思いを自分も相手もし続けるくらいなら、離婚も一つの選択肢として考えてみてもいいかもしれませんね。

 

まとめ

離婚の準備が一目で分かる、
円満に別れる7つのポイント

  • まず、「離婚したい」と思ったら思い直そう
  • 離婚について調べよう
  • 相手から離婚を切り出してもらおう、そして信頼できる弁護士を探しておこう
  • 養育費について考えよう
  • 財産分与について決めよう
  • 公正証書を作ろう
  • 離婚届を書こう

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