既卒者の就職活動は不利だと思っている人は多くいますが、決してそんなことはありません。法的にも平成22年に3年以内の既卒者は新卒採用で応募できるようになったのです。
たまたま就職氷河期の年度にあたってしまった学生の中には優秀な人もいるはずで、企業側は景気に左右される採用活動でそのような優秀な人材をみすみす逃してしまうという機械損失を回避することができるようになりました。
しかし、採用試験を受ける側の方は、既卒であることをハンデに感じる人が多いでしょう。まじめに就職活動をしてきた人ならなおさらです。確かに景気が良い年度に就職が決まらなかったということは何かしら本人に問題あると思われる可能性はあります。
そこで、既卒者の就職活動で知っておくべき7つのポイントをご紹介します。
既卒者の就職活動で絶対
知っておくべき7つのポイント
学生時代に書いてきた履歴書の内容を見直す
既卒者で就職が決まっていない人は、まず学生時代に書いてきたエントリーシートや履歴書の内容をもう一度見返してみましょう。とくに、エントリーシートの通過率が悪かった人は、そこに何かしらの改善点があるはずです。
例えば、字の丁寧さ、記入欄の極端な文字数の少なさなどです。判断基準は企業によって様々ですが、字が綺麗でなくとも、丁寧に書かれていることは絶対条件です。
また、あまりに記入文字数が少ないと企業に熱意が伝わっていない可能性がありますので注意しましょう。
面接では正直に既卒者になった理由を説明する
既卒者で就職が決まらなかった人が一番困ることは、既卒者として受ける面接で、なぜ就職活動がうまくいかなかったのかという質問でしょう。
学生時代に真面目に就職活動をしてこなかった人、就職活動にことごとく失敗した人、様々でしょうが、正直に自分に非があったことを説明しましょう。決して、景気が悪いとか運が悪いなどという責任を回避するようなことは言ってはいけません。
前向きな姿勢をアピールする
既卒者が就職活動をするときの面接では、前向きな姿勢であることがポイントとなります。
例えば、既卒者になっても就職活動をしていることについて聞かれた場合は、就職活動がうまくいかなかった理由を自分はしっかりと省みて、改善しようと努力をしていることや、その企業でどうしてもやりたいことがあるという前向きな内容をことをしっかりとアピールしましょう。
面接での自分の改善点を振り返る
既卒者で就職活動をする前にこれまでしてきた就職活動の反省点を洗い出すことはとても重要です。エントリーシートは通過しても、面接で落ちてしまったという人は、不採用となった理由が学歴や履歴書ではなく、面接での自分の受け答えや態度にあったとほぼ断定できます。
そこで、自分の面接で何が悪かったのかを分析しましょう。本で調べたり、人材企業のエージェントを利用して相談することをしてみましょう。
過剰な自己分析はしない
既卒者の就職活動で陥りがちな失敗例が、なぜ就職活動がうまくいかなかったのかということを冷静に考えられずに自分ばかりを責めてしまい、自己分析のドツボにハマってしまうケースです。
自己分析というのは、自分の長所、短所や自分がしたい仕事などをざっと洗い出す程度で十分です。自己分析をし過ぎると、自分は何の職業にも向いてないのではないかと思ってしまう場合があるので注意しましょう。
業種や業界を広げて就職活動する
既卒者が過去にしてきた就職活動での失敗要因に、競争倍率の高い人気の業界に絞って活動をしていたというケースが有ります。自分がやりたい職業と自分が向いている職業は案外違っていたりするものです。
自分が好きな業種や業界にこだわらずに、少なくとも自分が絶対にやりたくないという仕事意外は、広く採用に応募してみましょう。就職してからその仕事にのめり込むケースはたくさんあります。
ハローワークで相談しよう
既卒者の就職活動は、孤独な活動になりがちです。同級生がみんな就職してしまうと、誰に相談をしていいか分からずに精神的に参ってしまうこともあるでしょう。そんな時にはハローワークに行ってみましょう。
ハローワークは失業者の人が通うところだと思っている人が多いかもしれませんが、最近では新卒採用を積極的に支援したり、セミナーなども開催しています。窓口の人は数々の業種や業界を知っていますから、相談に乗ってもらうといいでしょう。
いかがでしたか。
既卒者の就職活動は、本人が一番ネガティブに考えてしまいがちですが、不景気な世の中では同じような境遇にいる人はたくさんいます。自分だけが悪いのだと思わずに前向きな姿勢で就職が決まるまでチャレンジしてきましょう。
面接は怖いものではありません。自分も企業側を面接しているんだという位の気持ちで面接官との会話を通して楽しむ位の気持ちで臨みましょう。
まとめ
既卒者の就職活動で絶対知っておくべき7つのポイント
・学生時代に書いてきた履歴書の内容を見直す
・面接では正直に既卒者になった理由を説明する
・前向きな姿勢をアピールする
・面接での自分の改善点を振り返る
・過剰な自己分析はしない
・業種や業界を広げて就職活動する
・ハローワークで相談しよう