一度崩れた夫婦関係を修復するのは、一筋縄ではいきません。例えば、最近帰宅した夫の口から「ただいま」が聞こえないので、自分から「おかえり」を言う気さえ失せている奥さんもいるそうです。
新婚時代は今考えれば恥ずかしいぐらいにアツアツだったのに、今では夫婦らしい会話どころか、挨拶さえままならない状態。このまま子供が手から離れたらまた二人で暮らすのに、仲の良い夫婦でいたいと思う人も多いと思います。
では、いまでも新婚時代のように仲睦まじく暮らす夫婦はどうやって関係を維持しているのでしょうか。そこで今回、夫婦関係を修復する方法をご紹介します。
自分からあたたかくなる
冷えきった夫婦仲を修復するにはまずはじめに、自分からあたたかくなることです。夫婦は鏡。といいますが、人間は基本的に、自分がしたことが相手から返ってきます。自分が意地悪なら相手にも意地悪されます。
逆に自分があったかい態度をとれば、相手も必ずあたたかい態度で返してくれます。確かに、家族での人間関係は今までのいきさつや、甘えがありますので、すぐに変化が起こるとはいかないかもしれません。が、人は冷たくされれば、冷たくしたくなるもの。
悪循環を断つために、相手にあたたかさを求めるのなら、自分からあたたかくなりましょう。「ただいま」が聞こえなくても、笑顔で「おかえり」を言いましょう。
感謝のきもちを伝える
ぽかぽかとあったかい態度が板についてきたら、今度は感謝のきもちを伝えることを始めましょう。今まではつっけんどんで、何をされても何を言われても、「ふん。なによ」という気でいたかもしれません。そんな態度をもしかしたら、配偶者に見せていたかもしれません。
しかし、今日からは、相手がしてくれたことで感謝すべきことはしていきましょう。何かをしてくれたらお礼を言う。「私の夫(嫁)はなにも優しいことしてくれない」という場合は、「お仕事今日もおつかれさまでした」でも「今日もおいしいご飯を作ってくれてありがとう」でも良いのです。
関係を修復したければ、ある程度オーバーかもしれないくらいに、夫婦間の人間関係を友達程度に丁寧に戻す必要があります。
過去を考えずに話を聞く
仕事の愚痴、毎日の生活の愚痴。それを聞くことは、夫婦内では毎日のように起こること。しかし、毎日同じような内容のことをたらたらと文句を言うように愚痴られるのは確かに疲れます。
最初の頃のように、相づちをうちながら、丁寧に話を聞くことは難しいかもしれませんが、夫婦間を修復したいのならそんな過去は忘れて、今話している事柄だけの話をきくようにしましょう。
家族内の関係がややこしくなる原因のひとつに、「過去を共有している」というのがあります。それまでの流れや歴史を知っているだけに、「また言ってる」とか「自分もそんなところがあるくせに」などと、話を聞きながら思ってしまうのです。
それは、親密さゆえに思うことなのですが、それが邪魔をして話自体を聞いていなかったりします。友達なら、素直に話を聞けるはず。修復中は素直に相手の話を聞いてあげましょう。
味方になる
話を聞いたら、絶対に味方になってあげてください。「その人の態度は確かにおかしいね」など、私はあなたの心の側にいるよ、というところをアピールしておきましょう。
相手は必ず喜ぶはずです。ここでまた、「そんなこと言ってないで」などと言うと、相手から不信感を抱かれて、また話をしてくれなくなったりします。
憩いの泉になる
温かく、優しく、話を聞いてくれる人であるあなたは、今や配偶者にとっての憩いの泉です。憩いの泉には、癒されたい人がたくさんやってきます。友達でもそうですが、一緒にいて楽しい人には人が集まってくるはずです。
友達がたくさんいるタイプの人を思い浮かべましょう。明るく、楽しく、おもしろく、温かく、優しく、心配ごとも笑って吹っ飛ばしてくれる人ではないでしょうか?夫婦間でも、相手はそういう憩いを求めているかもしれません。
理由のないプレゼントを送る
クリスマスなどのイベントや、誕生日にプレゼントを送るのは当たり前。特に何も理由がないときでも、プレゼントを送って、相手をびっくりさせてやりましょう。
ここまでステップを踏めば、夫婦間の修復はだいぶ進んできているはず。理由のないプレゼントなんて、ぎこちないと最初は思うかもしれませんが、今ならできる気がしてきませんか?ふとした日常の中で、「あのイヤリングいいなあ」「そろそろ財布を新調したい」などという配偶者のつぶやきを注意して聞いていましょう。必ず喜んでくれるはずです。
共通の趣味を話題にする
自分が話したい話題を口にすることは簡単です。しかし、聞いているほうはあまり興味がないかもしれません。家族内なら、甘えがあるので、どんな話題でも自分がしゃべりたいことを喋ってしまいがちですが、ここは相手のことも考えてみましょう。
そこで、付き合っていたときや、新婚時代に一緒に夢中になった共通の趣味はありませんでしたか?お互いに一緒になって楽しめることをしたり、もしできなければ話をするだけでも繋がった感があります。どんどんとあの時のように話してみましょう。
大きな目で見る
夫婦の関係を修復したい。そう思ってここまでやってきましたが、時には一度ストップして、人生を大きな目で見てみる事も必要です。
もともと、他人同士がくっついて家族になります。夫婦間だって、良いときもあれば悪いときもある。今がたまたま良くない時期であったとしても、もう少したてば、笑って話せるときがくる。くらいに明るくとらえることも必要かもしれません。必要以上に深刻になるくらいなら、大きな目で夫婦としての人生を見つめてみましょう。
明るく楽しくをモットーに
ポジティブに生きると、笑顔が増えます。笑顔が増えると明るくなって、家族もきっと家でいるのが楽しくなるはずです。夫婦間の雰囲気を良しようと修復するのは良いことですが、あまりにそれだけになってしまい、暗くなってしまっては、本末転倒です。
明るく楽しく。仕事や日々の失敗なんかもジョークを言えるくらいに、どうにかなるさ!大丈夫!と進んで行きましょう。温かい態度をもって、笑顔でいれば、きっと夫婦間は最後には修復されるでしょう。
さて、簡単に今日からできそうなことばかりですよね。夫婦だから、というのではなくまずは友達として、人間としてお互いに尊敬しあって、高め合って仲良く暮らして行ければ良いです。
そして、徐々に夫婦や家族としてもう一度あったかい気持ちになって、新婚時代のように毎日笑って暮らしたい。お互いを思いやって毎日が楽しかった頃のように、ふたりで年を重ねましょう。
まとめ
離婚危機!?確実に夫婦関係を修復して新婚時代に戻る9つの方法
・自分からあたたかくなる
・感謝のきもちを伝える
・過去を考えずに話を聞く
・味方になる
・憩いの泉になる
・理由のないプレゼントを送る
・共通の趣味を話題にする
・大きな目で見る
・明るく楽しくをモットーに