離婚したい気持ちは本心?自分の心を整理する7つの方法

「一日も早く離婚して清々したい」と思っているあなた、その気持ちは本心ですか?まだ離婚までの決定打に欠けている最中に、何となく離婚を切り出してしまうと、自分の予想に反して離婚街道まっしぐら!ということになることにもなりかねません。その一方で、離婚届けにサインをもらい、役所に提出するまでのプロセスに、想像以上に力を消費する人も多くいらっしゃいます。

中には精も根も尽き果ててしまって、「あのまま我慢し続けていた方が楽だったかもしれない…」と思う人さえいるのです。後で振り返った時、「あの時の決断は決して間違いではなかった」と思えるように、一度冷静になって、あなたの「離婚したい気持ち」がどれほどのものなのかを整理してみませんか。

 

離婚したい気持ちは本心?
自分の心を整理する7つの方法

 

「はい、誓います」。あの日の気持ちを思い出してみましょう

ゲストの温かい祝福に見守られながら、神父さんの「病める時も健やかなる時も…」の言葉に「はい、誓います」と誓った日のことを思い出してみましょう。そして、『一生この人と添い遂げよう』と決めたプロポーズの日まで記憶を遡ってみましょう。

例えば、婚約者がいたにもかかわらずあなたと恋に落ちてしまい、両親や兄弟の猛烈な反対を押し切って結婚に至ったご主人。就職が決まって意気込んでいたのに妊娠が発覚…そのまま家庭に入って同級生とも遊べず子育てと家事に明け暮れていた奥さま。

そこまで強烈でないにしても、結婚を決めた背景にはふたりだけのオリジナルエピソードがあるはずです。ますます「あの日が間違いの元だった…」と感じる方もいると思いますが、中には、当時のことを思い出してもう少し頑張ってみようと素直に思えることもあるのです。

 

アルバムをゆっくり見返してみましょう

お家にあるアルバムを全部出して、一人でゆっくり見返してみませんか。お付き合いを始めたばかりの初々しいふたり、ふたりでよく通った懐かしい場所、スポットライトを浴びたウエディング姿、大きいお腹を愛おしそうに撫でるふたり、家族が増えて初めての遠出旅行…。幸せな時もあれば、そうでない時もあるのが結婚生活です。

アルバムのページを捲っていくと、ふと「しんどいのは今だけなのかもしれないなぁ」と気づく時もあります。離婚を選択すれば、そのアルバムの続きに家族の笑顔の写真が増えることはないのです。

 

どうして離婚したいのか、不満を紙に書いてみましょう

離婚したいと思う理由をひとつ残らず紙に書いてみましょう。次々と湧き出てくると思いますが、書ききってしまえば意外とスッキリすることもあります。そして、その不満の度合いによって◎や○や△を付けてみると、モヤモヤだった離婚したい気持ちが整理されて、本当の気持ちが明確になります。

全てを改善するのは難しいかもしれませんが、◎だけでも改善できるように促していくことができれば、離婚したい気持ちが徐々に緩和してくることもあります。

 

離婚後の未来予想図を描いてみましょう

離婚後、「イエ~イ!これでもう独身だ!」と喜びに満ちあふれるようなことは滅多にありません。女性でしたら、銀行や免許証や保険証などいろいろな手続きが待っていますし、男性も会社でちょっとした腫れ物扱いをされたり、時には離婚が出世に影響することもあります。

また、子供の親権が得られなかった場合は、自由に子供に会えなかったり、養育費を工面したりと、当然ながら今までの生活とは一変するのです。プラス面、マイナス面を考えながら、離婚後の生活を想像してみましょう。

 

パートナーの好きなところ口に出してみましょう

「ないない!そこがないから離婚するんだよ」と突っ込まれそうですが、無理遣りでもいいので絞り出して「○○の○○○なところが好き(「だった」でも可)」と口に出して挙げてみましょう。マイナスな事だけを頭で考えていると、離婚したい気持ちだけがどんどん膨らんで冷静に考えられなくなるので、あえて逆のことをして、視野を広げてから心の整理をする必要があるのです。

 

「もし次に再婚できるとしたら、こんな結婚がいい」を挙げてみましょう

もっとお金に余裕がある人がいい、深夜に帰っても「お疲れ様」とにこやかに待っててくれる人がいいなど、理想を言えばキリがありません。が、理想の結婚像を思いつくまま挙げてみましょう。そして、それは本当に相手が変われば可能なことなのか、もっと言えば、そういった相手を見つけるだけの魅力があなた自身にあるのかと考えていきましょう。

理想と現実をしっかりと見極めてから、離婚したい気持ちと向き合っていかなければ、例え離婚して誰かと再婚しても同じ道を辿ることになりかねません。

 

信頼できる年上の人に相談してみましょう

離婚したい気持ちを身近の年上の人に話してみましょう。もちろん、ある程度の信頼関係が築けている人に限ります。年上の方はいろいろな経験も多いうえ、夫婦間の修羅場をくぐり抜けてきた人生の先輩です。信頼できる人に話をゆっくり聞いてもらうだけで気持ちが落ち着くこともありますし、時には「それは考え方が甘い」と一喝されたり、「あなたも良くないよ」と諭されたりすることもあるでしょう。

中には、今まで自分では気づかなかった面を指摘されて、目から鱗…という人も。離婚を思い直すまでには至らなくても、心の整理ができて冷静に判断できるようになります。

 

いろんな方法で心を整理していくと、離婚したい気持ちが本心かどうかが明確になってくると思います。離婚は、自らのパワーも消耗しますし、想像以上に周囲を傷つけることになります。一度きりの人生をより有意義なものにするためにも、自分の気持ちとしっかり向き合い、ゆっくりと時間をかけて心の整理をしていきましょう。

まとめ

離婚したい気持ちは本心?自分の心を整理する7つの方法

・「はい、誓います」。あの日の気持ちを思い出してみましょう
・アルバムをゆっくり見返してみましょう
・どうして離婚したいのか、不満を紙に書いてみましょう
・離婚後の未来予想図を描いてみましょう
・パートナーの好きなところ口に出してみましょう
・「もし次に再婚できるとしたら、こんな結婚がいい」を挙げてみましょう
・信頼できる年上の人に相談してみましょう


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