【離婚相談】カウンセラーに聞くときのチェックポイント


「妻は専業主婦なのに全然家事をせず、離婚したい」「夫が転職ばかりして生活が苦しい。離婚をしたい」など、様々な理由によって離婚を考える方が多いでしょう。また、「このままこの人と生活を続けていく自信がない。離婚した方がいいのではないだろうか」と離婚をするべきかどうか悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。

離婚するために弁護士に依頼して離婚に動き出すという方法もありますが、弁護士はハードルが高いと思った方に最初に活用してほしいものが離婚カウンセラーです。

離婚カウンセラーは離婚相談に乗ってくれる方で、離婚するにあたっての注意点や準備することを教えてくれたり、離婚を回避できるようアドバイスをくれます。離婚を考えているとき、多くの方は冷静ではありません。離婚相談をすることで自分のおかれた状況を知ることが大切です。今回はカウンセラーに離婚相談をするときに聞いておくべきチェックポイントを解説いたします。

 

【離婚相談】
カウンセラーに聞くときのチェックポイント

 

離婚をした方がいいかどうか第三者から判断してもらいましょう

「離婚したい!」と一度思うとその気持ちをおさめることは難しいですね。離婚が頭をかすめたあとは配偶者の行動ひとつひとつが嫌になり、離婚したいという気持ちに拍車がかかります。気持ちが高ぶり離婚について知りたくてカウンセラーに離婚相談をする方も多いのです。

しかし、まずは「離婚したい」という気持ちをほんの少しでも落ち着かせ、「離婚すべきかどうか」の離婚相談をしましょう。第三者から見て、離婚するほどではなく、改善の余地があることもあります。感情的になっていないか客観的に判断してもらう必要があるのです。

 

離婚後の自分の生活をシュミレーションしてもらいましょう

離婚相談をする方には「離婚するか迷っている」という方と「離婚したい」と強い気持ちを持っている方がいらっしゃいます。

どちらにせよ離婚相談する際にカウンセラーに聞くべきことは「離婚後の自分の生活について」です。離婚したいと考えている方の多くが「離婚したら楽になれる」と考えています。

しかし、それは間違いです。離婚すれば生活費の減少や養育費、住居がなくなるなどの問題が起こります。離婚後の生活をシュミレーションしてもらい、離婚が正しい選択かどうか判断すべきです。

 

裁判を起こすべきか相談しましょう

カウンセラーと離婚相談をしていく中で、自分なりに行動も起こしたり気持ちの整理を図ったものの、どうしても離婚したい、離婚が好ましいと自身が思ったならば離婚を選択してもいいでしょう。

その際にカウンセラーに「裁判を起こすべきかどうか」を相談しましょう。慰謝料や養育費などが発生するのであれば裁判が好ましい場合があります。まずは当事者のみで離婚について話し合いをすべきか裁判を起こして離婚を進めていくか、カウンセラーはあなたの状況をよく知っていますから相談しましょう。

 

離婚前にしておくことを聞いてしっかりと準備を!

離婚を決意したならば、それからの離婚相談では離婚前にしておくことを聞いておくことが大切です。離婚は結婚以上にエネルギーが必要だと言われています。そして、実は離婚後もかなりのエネルギーが必要です。

生活をしていくためには安定した生活ができる程度の収入や貯金、家事能力などが必要となります。それらを離婚前から少しずつ得なくては離婚後も生活が大変であることは当然です。離婚後に「こんなはずじゃなかった」とならないよう、離婚に向けて何が必要か離婚相談にて確認しておく必要があります。

 

離婚で発生する権利や負債を聞いておきましょう

離婚する際に気になることは、「財産分与の割合」「親権」「養育費の金額」「慰謝料」ではないでしょうか。これらは離婚の話を進めるなかで揉める要因のひとつです。

しかし、これらの権利や負債は離婚すれば自動的に手に入る、もしくは支払うものではありません。「慰謝料」「財産分与」「養育費」はもらいたいと思ったならば、それを相手に申し出る必要があります。

他にも離婚で発生する権利や負債があるかもしれませんので、離婚相談の際にカウンセラーに確認をすることをオススメします。

 

いかがでしょうか。「結婚も離婚も紙切れ一枚出すだけだ」とおっしゃる方もいます。確かにそれは間違いではありません。しかし、そんな簡単なものでもありません。

離婚を考えるまでに多くのストレスを抱え、離婚するにも多大なるエネルギーを消費します。そしてなにより覚悟が必要です。

特に収入が少ない、あるいは、全くない場合、離婚後の生活は決して楽ではないからです。それを理解した上で離婚相談をするのであれば、カウンセラーに今後のビジョンが明確になるよう離婚相談をしていき、一歩ずつ踏み出していきましょう。

離婚して「こんなはずじゃなかった」と後悔したり、離婚に関わった人を恨むことがないよう、この記事を読んで、離婚相談においてカウンセラーに聞くチェックポイントをして頂ければ幸いです。

 

まとめ

【離婚相談】カウンセラーに聞くときのチェックポイント

・まずは冷静に!離婚が必要か見極めてもらいましょう
・離婚後のシュミレーションをして離婚への覚悟を決めましょう
・話し合いか裁判を起こすかきちんと相談をしましょう
・離婚後に向けてしっかり準備をしましょう
・権利と負債を聞いた上で離婚を考えましょう


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