離婚の理由を突き止めて、有利な別れをする3つの秘策


結婚をした時に、まさか自分が離婚することになるなんて、誰も思いませんよね。離婚することになった理由は一体どこにあるのでしょうか。

離婚に至るまでには、人それぞれ様々な理由があるはずです。離婚の理由には、性格の不一致、相手の浮気、DVなどがよく聞かれますが、いずれにしても辛く苦しい経験を経て離婚を決意したことでしょう。

離婚の理由を思い出すことは大変苦しいことですし、忘れてしまいたいことばかりですよね。でも辛い思いをした分、別れるのであれば少しでも有利な別れ方しなければ、これまで苦しんできた事が報われません。

有利な別れを望むのであれば、しっかりとした準備をしておくことが必要です。ここでは離婚の理由を突き止めて、あなたが有利な別れをするための3つの秘策をお伝えします。

 

離婚の理由を突き止めて、
有利な別れをする3つの秘策

 

秘策1. 離婚したいと思うに至った要因を考え、細かな記録をつけて証拠を残そう

あなたはどんな理由で離婚したいと思うようになったのでしょうか。たとえば性格の不一致なら性格が合うか合わないかは、長く付き合ったから分かるものでもなく、一緒に生活をしてみて初めて知ることも多いはずです。実際、長年付き合ったカップルが結婚後すぐに離婚してしまうケースもありますよね。

相手のDVが離婚の理由の場合、実際に暴力を振るわれたり、暴言により精神的な苦痛を与えられたりと心身ともに傷つけられてしまいます。また、離婚の理由が相手の浮気の場合には、大きな裏切りに怒りと失望がこみ上げてくるでしょう。

離婚の理由がどのようなケースであれ、有利な別れをするためには、絶対的に相手に非があることを証明しなければなりません。そのためには、相手の行為や言動などにより自分がどれだけ傷つき、被害を受けたかなど離婚を決意するに至った経緯、離婚の理由になる事実や心情を細かく記録することが大切です。こんな事を言われた、こんな嫌がらせをされた、自分がこのように傷ついた、と日記の形でもメモ書きでも何らかの形で記録を残しておくと、後々離婚調停や裁判になった場合、証拠として提出でき、自分に有利に働きます。

家の中で起きたことは家族以外誰も見ていないので、相手がやっていないと言えばそれまでです。必ず目に見える物的証拠を残しておきましょう。

 

秘策2. 有利な別れを望むなら自分が不利になるような言動、行動は慎む

折角細かな記録をつけて、離婚の理由となる相手に受けた苦痛を形に残すことができたとしても、自分も相手に同じことをされているかもしれない、ということを忘れてはいけません。有利に別れたいと思うのは、相手も同じことで、相手にとっての離婚の理由になってしまいます。

同居している間は、相手と言い争うことはあるでしょうが、相手と同じように人権を無視したような発言をしたり、怒りのあまり相手の携帯を壊してしまうなど、自分に不利になる行為や言動は絶対にしないよう気をつけましょう。ここはじっと我慢し、相手には言いたい放題やりたい放題させておけばよいのです。

また、夫の浮気が離婚の理由となる場合、浮気相手を突き止めた後に、浮気相手の職場に不倫している情報を流したり、夫が持っていた鍵を使って浮気相手の家に勝手に侵入したりする行為は、損害賠償を請求されたり、調停や裁判で不利になりますので、絶対に避けましょう。

有利に離婚したいと証拠集め、離婚の理由を明確にをしていたにもかかわらず、逆に相手から自分に不利な証拠を突きつけられては、元も子もありません。

 

秘策3. 短期は損気、冷静に着々と進めよう

正式に離婚するまでは、離婚理由を考え苦痛に耐えながら現状の生活を続ける場合と、別居して調停を起こす場合があります。調停や裁判になると弁護士に依頼し代理人として動いてもらうことがほとんどですので、自分と相手が直接会って話し合うことはありません。しかし家に居ながら離婚について悩み続ける間は、毎日同じ生活が続いていくわけですから、苦しさのあまり感情的になることもあるかもしれません。

ここで注意したいのは、相手が子を荒げ怒鳴ったり攻めてくるようなことがあっても、それにまんまと引っかかってはいけません。自分は常に冷静沈着に、淡々と受け答えをすることに徹しましょう。相手への恨みが大きい場合は難しいかもしれませんが、ここは役者になったつもりで逆に優しく声をかけるぐらいにしてみましょう。後になって離婚条件の話し合いをする時に相手が、「自分が至らなかった。悪かった。申し訳ない。」と思えるようにしておくと、有利な別れになりやすいので、腹立たしい気持ちをぐっとこらえて穏やかに対応しましょう。

 

離婚する理由は1つではないはずです。結婚後生活していく中で起こった色々な変化、悲しく苦しい事実、全てが重なり離婚を決意をしたことでしょう。離婚の理由を突き止めることは、自分が苦しんだこと、悩んだこと、辛かったことなど忘れてしまいたいことを思い起こすことでもあるので、気が重く憂鬱なことかもしれません。

また、有利な別れをするために、離婚の理由、要因となった事実の証拠集めをすることに後ろめたさを感じるかもしれませんが、全くそんな風に思う必要はありませんし、何も悪いことではありません。

弱気や逃げ腰になっていては有利な別れは得られません。離婚の理由を突き止めて有利な別れをすることは、あなたがこれからステップアップするための1つの過程であり、自分の人生は誰のためにでもなくあなた自身のためにあるのです。

あなたがこれからの人生をしっかり生きていくために離婚の理由をしっかり突き止め、証拠を残しながらひとつひとつ着実に進めていきましょう。有利に別れることができれば、きっとあなたらしい希望に満ちた新たな人生が待っているはずですよ。

 

離婚の理由を突き止めて、有利な別れをする3つの秘策

秘策1.
離婚したいと思うに至った要因を考え、細かな記録をつけて証拠を残しておこう

秘策2.
有利な別れを望むなら、自分がふりになるような言動、行動は慎もう

秘策3.
短期は損気。相手のペースに巻き込まれず沈着冷静に淡々と準備を進めよう


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