詐欺が発覚した後で親や友人に彼の話をしたら、「もう最初っから詐欺臭ぷんぷんじゃん!」と言われるのは確実なのですが、たとえ架空恋愛の最中に自分の中でうっすら疑いの心が生まれていたとしても「彼だけは違う!」と思い込みたいのが婚活に勤しむオンナ心です。
昔は「性格がおとなしめ」、「顔や体型に自信がなさそう」、「恋愛慣れしてない」女性がターゲットに選ばれやすかったようですが、晩婚化が進む今、その傾向も少しずつ変わってきています。
「モテモテではないけれど、20代の時は彼氏が途切れずいた」とか、「今までは仕事のスキルを磨きたかったから結婚しなかったけど、その気になればいつでもできる」とか。今やそんな自信のある女性をも狙われる時代なのです。それほどに、詐欺師もさらに巧妙になり、今日も街のあちこちで目を光らせて絶好のカモを探しています。
では、実際にどんな手口があるのでしょうか。もし、詐欺にかかりそうになっても、最悪な状況に陥りかける前に「あれ?この展開は確か…」と、冷静になれるように、ごく一部のケースですが紹介します。
結婚詐欺は意外と身近!
婚活女性を狙う7つの手口
トレンドを感じる婚活パーティに要注意!
今流行りですよね。「町おこし」イベントの婚活パーティ。また、主催者がオシャレなフレンチの店を貸し切っての「美食婚活バーティ」。
なんか、「町おこし」というニュアンスが本気で結婚を考えている誠実な人が集まる感じ、しませんか?そして、こじんまりしたお店で優雅にフルコース&ワインをいただくと、少ない人数だけに妙な安心感を憶えませんか?それ、要注意です。もちろん、素敵な出会いが待っている可能性は無限大です。
ここで言いたいことはひとつ!詐欺師はですね、時代に合わせてどこにでも出没するのです。
ナンパや出会い系サイトなどで出会った、並クラスの人に要注意!
自分はそういうチャラチャラした出会いとは無縁!例えあったとしてもキッパリ断る自信がある!という女性も多いと思います。
でも、そんな固くて強い意志さえも、すう~っと溶かしてしまうのがプロなのです。そして、その人はいわゆるイケメンではありません(もちろん、イケメンもいますけどね)。なんか女性に不慣れなような心が癒されるような、そんなキャラだったりします。
「今までホントに仕事一筋で。気がつけばこんな年ですよ」。「なんか改めていうのは恥ずかしいけど、やっぱり運命ってあるんですね」なんて、物腰柔らかな口調であなたを虜にするのです。
「実は婚約者が」は常套手口。「地元にね、高校からつきあってる彼女がいるんだ」の手口に要注意!
ものすごく普通に、ごく当たり前に幸せを感じながらお付き合いして3カ月。いいえ、長期ターゲットだと半年後かもしれません。
「実はもう別れたつもりだったのに、別れたつもりはないって地元の彼女が言い張るんだよね」。突然のカミングアウトにびっくり仰天ですが、この数ヶ月を走馬灯のように思い返してみても、私と彼が本当のカップルだったと大抵の女性は思うのです。
そこから、どう切り出されるか。そこはやっぱり『昔ながらの』で、「もう手切れ金渡してはっきりさせたいんだよね」。で、そのお金を出すのはもちろん打ち明けられたこの女性…ってことになるのです。
「結婚して子どもは3人くらいほしいな」「でもこの前病院行ったら…」の手口に要注意!
今、テレビで、男性不妊も話題になっていますよね。結婚前にきちんと子どもができる身体かどうかを、女性だけでなく、男性も受けることができるのです。「親が病気で…」「妹が事故して相手の人が重傷で…」なんていうのもやっぱり常套手口。今や、不妊治療まで詐欺の息に掛かっているのです。
女性もゆくゆくはその人の子どもを産みたいと思っているから、結婚を視野に入れてつきあっているわけで、「ふたりの可愛い我が子のために不妊治療するから援助して」と言われて…。出してしまう気持ちも分かりますよね。
「俺はこのマンション契約するから、君は車どうかな」の手口に要注意!
もちろん、彼はマンションなんて買う気はさらさらありません。でも、最近のデートは「結婚したら住む家を探そう」モード一直線!「ここなら犬飼えるよ~」「君の料理旨いから、キッチンはこれくらいの広さはないとね~」。マンションの営業マンも売る気満々です。
それから、次は車!「可愛いし、○ィアットなんか似合うよ。そんでもって僕を駅まで送ってね」。こちらの営業マンもやっぱりその気満々です。で、後日、「無理なら僕が頑張るけど、ローンももったいないし、車一括で買わない?」と、ごく自然に、女性が出すように流れをもっていくのです。
もちろん、彼は上手いこと言ってお金を預かり、ディーラーに行かずに銀行へ行くのです。
カフェのオーナーになりたい彼も要注視!
デートは毎回カフェ巡り。本屋さんに行っても見るのは「カフェ飯」の本や、経営のことを書いたハウツー本。「一緒に手伝ってもらいたいから、お前も勉強しろよ」とちょっぴり強引チックな口調に、『愛』をビシビシ感じる女性も少なくないのではないでしょうか。
こちらも、一つ前の「車を買わせる」手口にかなり類似しますが、さんざんその気にさせといて、させといて、させといたところで、「で、今ぶっちゃけ貯金はいくらあるの?」と、本題を切り出していくのです。
「今度親が上京してくるんだ。紹介するわ」も要注意!
大きい金額ではないけれど、ちょこちょこ彼にお金を渡していて、「もしかして…」と詐欺を疑い始めた頃に、彼からこの台詞です。
「私ってバカ!大好きな彼を疑うなんて」と思い直し、急速に気持ちが結婚モードへ突き進むのです。本当に親にも当日会わせてくれるわけですよ~!もちろん、両親はレンタル。そうです、代行システムの方です。
その日以来、すっかり信用してしまって、今度はそこそこの金額を取られてしまうこともあります。
みなさん、如何でしたか。
「うわ~、なんか状況が似てるかも…」なんて思った女性は、ちょっとだけ冷静になって第三者に話してみましょう。日頃から心配してくれている両親にはこの話はしたくないないかもしれません。心配がパワーアップして「だからお前は…」と反対に怒られる可能性もありますもんね。
だから、友人に。一番信頼できる友人に。できたら、そのご主人にも聞いてもらって、判断してもらうことをオススメすます。男性側の意見も大切ですからね。
まとめ
結婚詐欺は意外と身近!婚活女性を狙う7つの手口
・トレンドを感じる婚活パーティに要注意!
・ナンパや出会い系サイトなどで出会った、並クラスの人に要注意!
・「実は婚約者が」は常套手口。「地元にね、高校からつきあってる彼女がいるんだ」の手口に要注意!
・「結婚して子どもは3人くらいほしいな」「でもこの前病院行ったら…」の手口に要注意!
・「俺はこのマンション契約するから、君は車どうかな」の手口に要注意!
・カフェのオーナーになりたい彼も要注視!
・「今度親が上京してくるんだ。紹介するわ」も要注意!