再婚するあなたが知っておくべき、3つのメリットデメリット


再婚することになったあなたは、離婚を乗り越え手に入れたこれから始まる新しい生活に夢満ち溢れていることでしょう。前の結婚で学んだことはきっとあなたを人間として成長させてくれたはずです。その経験をいかしながら、再婚後の生活をよりよいものにしていきたいですよね。

もちろん再婚することで手に入れる幸せや喜びはたくさんあります。しかし、前の結婚から続いている関係や事情など、再婚だからこそ気をつけなければならないポイントがいくつかあるのです。ここでそのポイントをスルーすると後々再婚したことを後悔することになるかもしれません。

そこでここでは、縁あって出会った新しいパートナーと円満で幸せな家庭を築いていくために、再婚するあなたが知っておくべき、メリットデメリットをそれぞれ3つずつお伝えします。ぜひ素敵なご縁に恵まれた再婚によって、あなたがこれから過ごす日々が輝く楽しい日々となりますように。

 

再婚するあなたが知っておくべき
3つのメリットデメリット

 

まずはメリットを3つ上げてみましょう。

再婚することで安心感が得られる

再婚することによる一番のメリットは安心感ではないでしょうか。心のよりどころができるということは離婚を経験したあなたにとって、何にも代えがたくありがたいことですね。もう1人じゃない、支えてくれる人がいるという安心感は、辛い離婚経験を乗り越えたあなたを癒してくれることでしょう。

再婚することで経済的に安定する

離婚後自立し1人で生活していた方は、再婚すると経済的に安定し金銭面での不安が解消される可能性が高く、生活費などのお金に関する心配が軽減されます。

特に子連れで再婚した方は、1人で仕事をしながら子育てをする大変さを考えると、負担が軽くなり心の余裕も生まれますし、子どもに不自由な生活をさせることも少なくなります。

再婚することで片親じゃなくなる、新たに子どもに恵まれる可能性も

色々な事情により片親で子どもを育てることはありますが、幼い子どもを育てることにおいて、父親と母親がいることはプラスに働く可能性が大きく心強いものです。子連れで再婚した場合、新しい父親、母親ができることによって、子どもの成長や将来を両親で支え合い見守っていくことができますし、うまくコミュニケーションを取ることができれば親にとっても子どもにとっても本当の家族になった喜びを実感することができます。

また、前の結婚でお子さんに恵まれなかった場合には、再婚によってお子さんに恵まれる可能性があります。そうなれば大きな喜びと宝物を得て、再婚して良かったと心から感じることができるでしょう。

しかし、メリットばかりではありません。再婚するということは、どちらかが初婚でもお互い再婚同士でも、それぞれの生きていきたバックグラウンドがあります。再婚することによっておきるデメリットも考えておかなければなりません。

 

次にデメリットを3つ上げていきましょう

再婚も前の結婚と同じ、生活を始めてから分かることもある

再婚をするということは、新たなパートナーと新しい生活を始めるのですから、他人同士が支え合い家庭を築いていくという点で、前の結婚と変わりありません。価値観や育ってきた環境が違う2人が一緒になるのですから、生活を始めてみないと分からないことも多いはずです。再婚同士の場合、それぞれ前の結婚生活を経験していますので、前と今との生活パターンの違い、前夫、前妻との違いなど比べてしまうことがあるかもしれません。

本人同士の相性だけではなく、再婚では子連れの場合も多くありますので、それぞれの子どもとのコミュニケーションが取れるのかどうか、親として愛情を持って接していくことができるのかどうかという不安もあります。子どもの年齢や性格にもよりますが、再婚前から子どもと仲良くできる機会を作っているとコミュニケーションが取りやすく親としての愛情も深くなっていくでしょう。

女性は離婚後すぐに再婚できないことを知っておく

素敵な相手に出会ったら、すぐに再婚して子どもを作って・・・と夢は広がり、それはとても幸せなことですが、再婚する時期に関して女性は注意しなければならないことがあります。前の結婚を解消してから6ヶ月以内は再婚できないと民法733条で決められているのです。離婚後300日以内に生まれた子どもは前夫の子どもとされますので再婚の時期、子どもを作るタイミングを間違えると大変なことになります。

子どもが前夫との間にできた子どもと認定されてしまっては、折角の幸せが不幸に変わってしまうことになるので、新しいパートナーとよく相談し、焦らず慎重に考えましょう。

再婚しても相続権は血の繋がりが優先される

遺産の相続権は血の繋がりによって優先されます。血の繋がりがなく相続権が与えられるのは、夫または妻の配偶者のみです。相続人になれるのは、血が繋がっている子ども、親、兄弟姉妹、そして血が繋がっていない夫または妻ということになります。

従って子連れで再婚した場合、自分の連れ子が遺産を相続することはできません。ただし、自分の連れ子を再婚相手が養子縁組した場合は、実の親子と同じ扱いになりますので相続することができます。

再婚同士でお互いに子どもがいる場合は、後々遺産などお金のことでトラブルになりやすいので事前にお互いの意向を確認し合っておきましょう。

 

素敵な再婚相手に出会えたことは素晴らしい縁であり、辛い離婚を経験してきたからこそ、幸せになりたい気持ちや期待が大きいですよね。色々な山や谷を乗り越えてきた2人だからこそ、再婚によって得られる幸せや喜びはたくさんあるはずです。

一方、今度は失敗したくないという気持ちが強すぎると、臆病になったり、思っていた生活と違うことに落胆してしまうかもしれません。再婚のメリットデメリットを知った上でお互いによく話し合い、子どもがいる場合は子どものことを優先しながら、温かい家庭を築いていきましょう。

今日のまとめ

再婚するあなたが知っておくべき3つのデメリット

メリット 1.  再婚すると、1人じゃない安心感が得られ精神的に安定する

メリット 2.  再婚すると、経済的に安定し生活への不安が解消される

メリット 3.  再婚することで片親だった子どもに新しい親ができ、新たな子どもを授かる可能性もある

デメリット1.  再婚も前の結婚も新たなパートナーと生活するとういう意味では同じで生活してから気づくこともある。再婚の場合は前の結婚と比べてしまうことも

デメリット2.  女性は離婚後6ヶ月以内は再婚できない。また離婚後300日以内に生まれた子どもは前夫との子どもになるので注意する

デメリット3.  遺産の相続権は血の繋がりが優先される。そのままでは自分の連れ子は相続できない


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