今や転職や再就職を希望する中高年の方も多く求人募集を探している方もいらっしゃることでしょう。そんな中「中高年を面接する時が一番ストレス溜まるんだよ…」という採用担当者のぼやきも増えていることをご存じですか?
中高年になると「私には関係ない。私は卒なくこなせる」という自意識過剰の方が多くなるのが最大の理由ですが、ごくごく普通の方でも培ってきた長年のクセがあり、それが採用担当者の不快感を高めることがあるのです。
これからご紹介していく「相手に好印象を与える面接のコツ」は、自信たっぷりの方もそうでない方も知っておいて損はありません。ぜひ、面接の前に一つずつチェックして、『一緒に働いてみたいと思わせる好印象の中高年』を目指しましょう。
中高年の求人募集!相手に
好印象を与える面接のコツ
「見た目」と「姿勢」に気を配りましょう
年齢に関係なく、はやり一番大切なのは「身だしなみ」です。寝癖や頭垢が目立つような髪型はNGですし、シワのあるスーツ&シャツはありえません。業種にもよりますが、ファッション関係やIT関係でない場合は「オシャレ&個性」は無用。
紺スーツ×ホワイトシャツ×定番ネクタイで、清潔感第一のオーソドックスなスタイルが一番無難です。一目で「昔着ていたのをクローゼットの奥から引っ張り出しました」と分かってしまうような体型に合っていないものは避けましょう。
また、面接時の姿勢も大切です。猫背で話すと自信がないように思われますし、背もたれに寄りかかってしまうと横柄な態度に映る場合がありますので、座る時の姿勢にも気をつけましょう。
落ち着いて穏やかに話しましょう
面接時は緊張でいつもより早口になることが多いようです。そこは、中高年の余裕の見せ所!しっかりと相手の話を聞き、穏やかにゆっくりと話しましょう。もちろん、表情も大切です。しかし、穏やかに話すことを心掛けていると、不思議と顔つきも穏やかになってくるのです。
退職理由を聞かれたら『嘘も方便』を心掛けましょう
中高年の就職面接で必ず聞かれるのは、以前の会社を退職するに至った経緯や理由です。
「職場の人とソリが合わずに…」、「自分の成果と比べたときの給料面が納得できず…」、「残業が多すぎて」、「リストラされました」など、実際にそうであったとしても正直に話すのはあまりおすすめできません。
もちろん、嘘をつくことはよくないことですが、それを自己アピールの場に変えるくらいの気持ちで答えるのが良いでしょう。
「自分ならこのようにお役に立てます!」をアピールしましょう
「入社したらどのように働きたいとお考えですか?」という類の質問に対して、「初心に返って、一から勉強していきたいと思います」と答えて謙虚さをアピールしている中高年の方がいらっしゃいます。
しかし、一から勉強していく姿勢に好感が持てるのは新入社員だけです。こういった場合は、中高年までに培ったことをいかに新しい職場で役に立てていくかを具体的に述べる必要があります。そこを意識してしっかりと伝えていきましょう。
意地悪な質問をされても怒りは見せないようにしましょう
時には少し嫌みにもとれるような質問や意地悪な質問をぶつけてくる採用担当者もいます。そのことを初めに知っておくと、こちら側も「あっ来たか!」と思えるので、一瞬でもムッとした表情を見せることは少なくなると思います。
プライドが傷つけられて心穏やかにいかないシーンがあっても、ぐっと怒りを堪えて、平常心での受け答えを心掛けましょう。
長々はNG!心を込めて明確に答えましょう
質問に長々と答えるのは決して好印象を与えません。「あれもこれもアピールしないと!」と、「具体例を挙げて説得力を増したい!」と焦ったり張り切ったりする気持ちは分かりますが、質問の意図を瞬時に読み取り、的確にしっかりと答えることが大切です。
中高年は自分で思っている以上に話が長くなりがちになることを自覚しておきましょう。
担当者が若者でも丁寧語を貫きましょう
採用担当者が息子と同じくらいの年だったとしても、気を抜かず丁寧に受け答えしましょう。ホッとして妙にフレンドリーに話しかけてしまったり、あなどって相手を軽く見てしまったりすることがないように気を付けることをオススメします。
以上、中高年の面接時に好印象を与えるコツを7つほど紹介しましたが、いかがでしたか?面接を軽視せず、あなたの家族に面接官になってもらうなどして受け答えの練習しておくと良いですよ。
「そんなこと嫁や子供に頼むのなんて男が廃る!」という人や「やっぱり自信がない」という人は、面接本番の前に転職エイジェンシーなどに相談してサポートしてもらうと良いでしょう。新たな就職先が無事決まり、張り切って通えることを願っています。
まとめ
中高年の求人募集!相手に好印象を与える面接のコツ
・「見た目」と「姿勢」に気を配りましょう
・落ち着いて穏やかに話しましょう
・退職理由を聞かれたら『嘘も方便』を心掛けましょう
・「自分ならこのようにお役に立てます!」をアピールしましょう
・意地悪な質問をされても怒りは見せないようにしましょう
・長々はNG!心を込めて明確に答えましょう
・担当者が若者でも丁寧語を貫きましょう