離婚時の親権争い!?勝ち取りたいならここに注意!

離婚時の親権争い!?勝ち取りたいならここに注意!

離婚することを決意したものの、「子どもの親権のことを考えると…」と頭を抱える方も多いと思います。相手と別れるのは清々するけれど、離婚によって、万が一可愛い我が子の親権を譲らざるを得なくなったら…と想像すると、胸がキュッと締め付けられる思いですよね。

相手が「親としてできる限りのことはするから、子どものこと頼みます」と言ってくれれば、スムーズに手続きができるものの、現実はなかなか簡単にはいきません。

「子どもと離れて暮らすなんて考えられない!」というあなた、離婚の方向へアクションを起こす前に、どうすれば親権を勝ち取れるのかを頭に入れておきましょう。

 

離婚時の親権争い!?
勝ち取りたいならここに注意!

 

恋愛には細心の注意を払いましょう

特定の交際相手がいなくても、夜遅くまで友達と遊んでいる写真や、キャバ嬢と寄り添っている写真を撮られてしまうと、「子どものことを育てられるような生活をしていない」という風に思われる可能性があります。

また、本当は不倫をしていたとしても、親権を勝ち取りたい場合は細心の注意を払って行動しましょう。交際相手がいるとなると、ますます「異性にうつつを抜かしているような人には…」ということになりかねません。探偵などに調査されてもバレないようにくれぐれも気を付けましょう。

 

子育てできる環境を整えましょう

子どもと過ごせる時間が多い方が選ばれやすいので、仕事先に相談をして就労時間を考慮してもらうなどして、子どもにとってよりよい養育環境を整えたという事実があると、親権を取りやすくなります。

その上で、親や姉弟など、子育てをサポートしてくれる人がいるとさらに有利に働きます。急な残業でどうしても帰られなくなった時、また、自分が病気になった時も、近くにいろんな人の手があるのとないのとでは全然違ってきます。

 

健康に気をつけましょう

親権争いには、健康状態も大きなポイントになってきます。不調続きで仕事に就くこともできず、子どもの世話もままならない状態では、どんなに子どもを愛していても親権を取るのは難しくなってきます。もちろん、健康が求められるのは身体だけではありません。

離婚調停などになると、どうしても情緒不安定になったり、ストレスがたまったりしがちですが、そんな時こそ、精神的な健康も大切になってくるのです。どんな状況下においても、子どものことをしっかりと守ることのできる強さを持つように心掛けましょう。

 

母親が有利ということを知っておきましょう

子どもが幼ければ幼いほど、母親が親権を獲得するケースが多いのが実情で、調停では9割近くが母親の親権が認められています。ですから、親権が欲しい父親はかなり不利な争いであることをあらかじめ把握し、父親は子どもを養育できる環境を初めから作っておくことが大切です。

別居にあたり「調停が終わるまでは、ひとまずお母さんのところで」と悠長に構えていては親権はかなり厳しくなります。一人で養育する環境を整え、すぐに子どもと暮らしていくと、父親も母親と同じ土俵から戦えることになります。

また、あなたが母親の場合、「ほぼ有利」と高をくくっていると足元をすくわれることにもなりかねません。有利と知っていても、いかに自分の方が親権者に相応しいかを子どもの目線から固めていく必要があります。

 

調停になった時の準備をしましょう

父親・母親ともに親権を主張する場合は、調停になるケースがほとんどです。そのため、本格的に調停に入る前から、どういった経緯で進められるのかをきちんと把握しておきましょう。

多くの場合、家庭裁判所の調査官が裁判所の命令を受けて、子どもと面談したり、親と会ったり、学校を訪問したりして、「親権者となるのに適当かどうか」をしっかりと調べます。その調査内容が親権の獲得に大きく左右するので、早くから心構えしておくことをオススメします。

 

子どもへの愛情をアピールしましょう

親権を争っているくらいですから、子どもへ深い愛情を持っていることは明らかですが、その愛情を子どもにも、周りにもしっかりとアピールすることが大切です。

特に子どもが大きかった場合は、子どもの意志が尊重されることがあるので、どんな時も守っていく覚悟があることを真剣に子どもに伝えておくのもよいでしょう。また、幼い子も大きい子も子どもは親の離婚に傷ついています。

ですから、愛情をしっかりと示しながらも、「お父さんとお母さんが離婚しても、会いたい時はいつでも(親権争いをしている相手の方に)会ったいいんだよ」と、子どもの不安材料を取り除いてあげるのも大切です。

と同時に、家庭裁判所調査官や子どもの通っている学校などにも、しっかりと子どもへの愛情をアピールしていきましょう。

 

冷静さと、人間味を持ち合わせましょう

家庭裁判所調査官は子どもの養育に相応しいのはどちらかをきちんと調査するのが仕事です。ですから、時には少し意地悪な質問を投げかけられたり、追い込まれるようなことを言われたりするケースもあるようです。

しかし、そこであまり感情的になってはいけません。グッと堪え、きちんと人間味を持って丁寧に対応していきましょう。また、最終的なジャッジを下す調停委員や家事審判官である裁判官を味方につけるように働きかけることも時には大切です。

ウソをついて同情を寄せてはいけませんが、裁判官の心に訴えかけるような言葉や表情も決め手になることがあるのです。

 

以上7つが離婚時の親権争いで気を付けたいポイントです。

一番大切なのは「絶対に親権は譲らない!」という強い気持ちですが、調停を早くから視野に入れて着々と準備することが親権争いでは重要になってきます。

親権がはっきりと決まるまではどうしても落ち着かず、イライラしたり、塞ぎ込んだりしがちですが、子どものためにも「いつものお父さん・お母さん」でいられるように心掛けましょう。心に余裕を持つためにも、早い段階でその道のプロフェッショナル・弁護士に相談するのも良い選択です。

 

まとめ

離婚時の親権争い!?勝ち取りたいならここに注意!

・恋愛には細心の注意を払いましょう
・子育てできる環境を整えましょう
・健康に気をつけましょう
・母親が有利ということを知っておきましょう
・調停になった時の準備をしましょう
・子どもへの愛情をアピールしましょう
・冷静さと、人間味を持ち合わせましょう


連記事
タイトルとURLをコピーしました